今の競馬では、馬連や馬単に
3連複、3連単など
高額配当が期待できる馬券が人気ですが
それらの馬券は、ここ25年ほどで
発売された種類の馬券です。
今となっては、影が薄くなった感もある
枠連ですが、オグリキャップが
活躍し出した頃や
ミスターシービー、シンボリルドルフ
といった三冠馬の時代には
最も人気がある馬券でした。
1枠~8枠に振り分けられた
色を覚えると、競馬の違った
見方に出会えるはず!?
という事で、歴史が深い枠連の魅力や
買い方について、今回はご紹介していきます。
枠連のメリット&デメリットは?
枠連とは……1着と2着になる枠の組合せを当てる馬券
騎手の帽子の色で8色に
分けられているのが“枠”。
枠連とは、1着と2着に来る枠の
組み合わせを予想するもので、
1、2着の順番は、関係ありません。
現在は、9頭以上のレースで
販売されていますが、ゾロ目を含めて
8つの枠から2つを選択するので
1/36と当たる可能性が高い
馬券と言えます。
的中馬券の割合比較図
(単位は%)
頭数 | 単勝 | 複勝 | 枠連 | 馬連 | 馬単 | ワイド | 3連複 | 3連単 |
10 | 10.00 | 30.00 | 2.8 | 2.222 | 1.111 | 6.667 | 0.833 | 0.139 |
11 | 9.09 | 27.27 | 2.8 | 1.818 | 0.909 | 5.455 | 0.606 | 0.101 |
12 | 8.33 | 25.00 | 2.8 | 1.515 | 0.758 | 4.545 | 0.455 | 0.076 |
13 | 7.69 | 23.08 | 2.8 | 1.282 | 0.641 | 3.846 | 0.350 | 0.058 |
14 | 7.14 | 21.43 | 2.8 | 1.099 | 0.549 | 3.297 | 0.275 | 0.046 |
15 | 6.67 | 20.00 | 2.8 | 0.952 | 0.476 | 2.857 | 0.220 | 0.037 |
16 | 6.25 | 18.75 | 2.8 | 0.833 | 0.417 | 2.500 | 0.179 | 0.030 |
17 | 5.88 | 17.65 | 2.8 | 0.735 | 0.368 | 2.206 | 0.147 | 0.025 |
18 | 5.56 | 16.67 | 2.8 | 0.654 | 0.324 | 1.961 | 0.123 | 0.020 |
枠連のメリットは買い目を減らせることができる
出展:http://www.kawasaki-keiba.jp/index.html
先ほども少し書きましたが
枠連はゾロ目を含めた
9つから2つを選ぶので、
馬連などと比べても
買い目を減らすことができます。
買い目を減らせば、その分
1点に多くの資金をつぎ込むことが
可能になる事と、
少ない点数で当たった時の
快感を味わうことができます。
また、1枠に2頭以上入っているので
目を付けていた馬と
同枠の違う馬が来ても的中になるので
リスクマネジメントにもなる
メリットがあります。
枠連のデメリットは馬連と比べて配当が低い
当たる可能性が高いという事は、
一方で配当が低くなります。
似たような馬連と比較すると
ほとんどの場合で、枠連の方が
配当が低くなります。
どれくらい配当が低くなるかは
頭数やどんな組み合わせの枠で
決まったかによりますが、
それほど配当が変わらないケースや
時には、枠の方が、
配当が高い時もありますので
事前にオッズを確認しておけば
配当が低いというデメリットを
最小限に留めることができるでしょう。
あとは、出走頭数によって、馬番が
何枠に入るかが変わってくるので
枠ごとに与えられた帽子の色を
覚えるまでは、レースで何枠の
馬が来たのか判断しづらい
というのも初心者にとっては
デメリットに感じられるかもしれません。
また、目当てにしていた馬が
発走除外になった場合、
他の馬が同じ枠に入っていると
返還の対象にならないので
こちらもデメリットと言えるかもしれません。
使用するマークシートは緑青赤
枠連の購入は、競馬場やWINSにある
どの種類のマークシートでも可能です。
それぞれの買い方の違いを
ご説明しましょう。
緑のマークシートの場合は、
1点ずつ個別に購入していきますので
点数を絞っている時に使いやすいカードです。
赤のマークカードは、
ボックスやフォーメーションで
購入する場合に使用します。
- ボックス=選んだ枠の組み合わせをすべて購入
- フォーメーション=1頭目と2頭目に枠番をマークし、それぞれの組み合わせを購入
枠連ボックス点数表
選択枠数 | 点数 |
2 | 1 |
3 | 3 |
4 | 6 |
5 | 10 |
6 | 15 |
7 | 21 |
8 | 28 |
9 | 36 |
青のマークカードは、
流しで購入する時に使用します。
- 流し=軸を決め、軸から選んだ相手への組み合わせすべてを購入
マークシートについては、
こちらの記事がオススメです。
⇒競馬のマークシートの種類って? 馬券ごとに異なる用紙を解説!
マークシートの記入方法は?
枠連を購入する際には
どのマークシートでも
- 場名(どの競馬場か?)
- レース番号(第何レースか?)
- 式別(枠連にマークします)
- 購入する番号(買いたい枠番)
- 金額
にマークするのは共通です。
通常購入の緑のカードの場合は、
- 1着・1頭目に1~8のどれか1つをマーク
- 2着・2頭目にも1~8のどれか1つをマーク
するようにしてください。
流しの青のカードの場合は、
軸に1~8のどれか1つを
マーク相手に軸から流したい
1~8を好きなだけマークします。
ボックスまたはフォーメーションの
赤のカードは、
ボックスの時は、組み合わせたい
1~8を好きなだけマーク
フォーメーションは1着・1頭目の
1~8、2着・2頭目の1~8に
それぞれ組み合わせたいようにマーク
買い方に合ったカードを選んで
購入してみてください。
まとめ
今回は、枠連について
ご紹介しました。
“枠”という概念に慣れるまでは
難しく感じるかもしれませんが、
組み合わせて買う種類の中では、
当たる確率が高い馬券です。
組み合わせが少ないので
点数を把握しやすく、買い方の勉強にも
最適だと言えます。
⇒馬券の買い方でフォーメーションって何? わかりやすく徹底解説!
また、枠の色を覚えると
同じ勝負服の馬が何頭か出ている
レースでも見分けやすくなりますので
競馬の見方の発見もあると思います。
枠の色が覚えられないという方は、
枠連を購入する所から
はじめてみるのはいかがでしょうか?