地方競馬の祭典・JBC。
もともとはJBCクラシックと
JBCスプリントの2つのG1だけで
行われていました。
そこに、3つ目のG1として加わったのが
紅一点のJBCレディスクラシック。
国内ダートで唯一の牝馬限定G1(Jpn1)
ということで、ダート界の女傑が
ここを目標に集結してくるレースです。
創設されてから、まだ7回と歴史が浅い
ダート路線の牝馬にとって
最大の目標となる
JBCレディスクラシックについて
ご紹介していきます。
JBCクラシックとは、
どんなレースなのでしょうか?
一緒に見て行きましょう。
JBCレディスクラシックのレースについて紹介
アメリカ競馬の祭典・ブリーダーズカップを
模範にして2001年に始まったJBC。
当初は2000m前後で争われるクラシック、
1200m前後で行われるスプリントの
2レースだけでしたが
2011年に新たに創設されたのが
JBCレディスクラシックです。
2013年からは、これまでG2までしかなかった
ダート牝馬路線の待望のG1に昇格。
ダートを主戦場とする牝馬にとって
大目標のレースとして地位を確立しています。
JBCレディスクラシックの特徴の1つに
ゼッケンがあります。
JBCレディスクラシックでは、
馬名がピンクで記されていて、
紅一点という雰囲気をアップさせる
演出がされています。
レースの日程! いつ行われるの?
JBCは地方交流競走として、地方競馬場を
舞台に行われているので
週末の開催ではありません。
11月3日の文化の日または、
文化の日を含む3連休中に
開催されています。
JBCは、天皇賞・秋のすぐ後に
行われている秋の地方競馬の
お祭り的行事と言えるでしょう。
レースの出走時間! 何時から走るの?
JBCは持ち回りで開催されていて、
どこの競馬場で行われるかにより
時間が変わってきます。
JBCが行われる際には、
クラシックがメインレースとなり
その前にスプリント、さらにその前に
レディスクラシックが行われます。
JBCレディスクラシックの
これまで7回の開催では、
14時台~15時台に出走しています。
JBCレディスクラシックのレース場所の紹介
先述しましたが、
JBCレディスクラシックは
持ち回りで開催されます。
ですので、レースが行われる場所は
年によって変わってきます。
続いては、そんなJBCレディスクラシックの
コースや距離について見てみましょう。
レースの距離は? 施行する競馬場によって異なるってほんと?
下記は過去7回の
JBCレディスクラシックの実施場所と
施行距離です。
年 | 競馬場 | 距離 |
2011年 | 大井 | 1800m |
2012年 | 川崎 | 1600m |
2013年 | 金沢 | 1500m |
2014年 | 盛岡 | 1800m |
2015年 | 大井 | 1800m |
2016年 | 川崎 | 1600m |
2017年 | 大井 | 1800m |
大井、盛岡の年は1800m
川崎が1600m、金沢が1500mと
開催される競馬場によって
施行距離が変わっています。
JBCレディスクラシックは、原則
ダート1800mで実施され、
開催場所によって距離が前後する
レースとなります。
2018年は初めてJRAの競馬場である
京都競馬場が舞台となり
1800mで争われます。
コースはゴールまでの直線が長い外回りが特徴
過去7回のうち3回行われている
大井競馬場の1800mの場合
外回りコースで実施されます。
外回りコースは、直線が長くなるので
後ろから進める馬でも
十分にチャンスがある設定となります。
盛岡、川崎、金沢でのJBCレディスクラシックは
最後の直線が300mほどですが、
大井では386m。
直線が長い分、どんな脚質でも
力をしっかり発揮しやすい条件と言えます。
レースのレコード・平均タイムを紹介
持ち回り開催で、施行距離が違うので
明確なレコードや平均タイムは、
ありません。
ダート1800m開催の最速タイムは
2014年サンビスタが出した
1分49秒3。
この時は、盛岡競馬場での開催で
重馬場でのレースでした。
地方競馬場は、JRAよりも砂が厚く
タイムがかかりやすい傾向がありますが、
ダート1800m設定で1分50秒を切れる馬が
優勝圏内と言えそうです。
JBCレディスクラシックの優勝賞金はいくら?
JBCレディスクラシックの
優勝賞金は、5000万円。
古馬が出走できるG1(Jpn1)としては、交流競走の
マイルチャンピオンシップ南部杯に次いで
2番目に賞金設定が低いレースとなります。
JRAのG2以下の賞金額となりますが、
牝馬ダート路線唯一のG1格という
金額だけでは測ることができない
名誉がかかっているレースです。
まとめ
ダートの女王を決める戦い
JBCレディスクラシックについて
ご紹介してきました。
7回の歴史しかないレースですが、
JBCレディスクラシックの連対馬から
牡馬も交えたG1で勝つ馬も出ていて
目が離せないレースと言えます。
2018年は京都競馬場での開催ですが、
地方競馬場では、ダートコースがメインなので
JRAと違って、スタンドの目の前を走ります。
幅員もそれほど広くないので、
かなりの臨場感を味わうことができます。
文化の日を含む連休中に行われ、
JBCクラシック、JBCスプリントと
3つのG1(Jpn1)を一緒に
見ることが出来る1日となるので、
JBCは秋のレジャーにもオススメな
イベントです。
全国のダート界の猛者が集まる
JBCクラシック、JBCスプリントと共に
牝馬ダート路線の頂上対決
JBCレディスクラシックをお楽しみください。