競馬の税金は申告をどうする? 申告方法をわかりやすく解説!

スポンサーリンク

日本国憲法において、
税金を納めるのは『国民の義務』
と決められていますが、

競馬の払戻金も一時所得に当たることから
税金を納めることに関しては
例外ではありません。

しかし、
実際に競馬で高額の払戻金を受けた人が
全て申告して税金を納めているかというと
必ずしもそうではないのが現状で、

実際に税金の申告方法を知らない人の方が
多いのもまた事実だと思います。

そこで今回は意外と知られていない
競馬の税金の申告方法といったものを
分かりやすく解説していきたいと思います。

スポンサーリンク

競馬の税金の確定申告の手順を紹介

出典:http://biz-journal.jp/

競馬で得た払戻金は

『一時所得』という所得税

に分類されることになりますが、
その金額全てに所得税がかかる
といったわけではありません。

ここではその税金の確定申告を行う時期や
その支払う金額の算出方法といったものを
順を追って見ていきたいと思います。

税金はいつ払うの?

年明けに行うイメージが強い確定申告ですが、
その確定申告によって算出された
所得税の納付期限は、

原則として『3月15日』

となっています。

確定申告書の提出期限も同じく3月15日
となっているため、
併せて覚えておくといいかもしれません。

一般的には現金で支払いを行うことが
多いと思いますが、

確定申告の納付書さえあれば
税務署や各種金融機関、
さらにはコンビニでも納付が可能なため、
忘れずに支払っておきたいところです。

ただ注意点として、
コンビニで納付を行う場合は
税額が『30万円以下』の場合に限るため、

もしそれ以上の高額になっている場合は
税務署や金融機関に行くことを
忘れないようにしておきたいですね。

税金はいくら払うの?

一時所得の計算式は以下で求められます。

{(配当金-的中馬券の購入費用)-50万円}÷2

この計算式だけでは分かりにくいため、

実際に合計5万円の馬券を購入して
100万円の払戻金があった

と仮定して話を進めたいと思います。

これを上記の計算式に当てはめると、

{(1,000,000-50,000)-500,000}÷2=225,000

となり、225,000円分の所得税が発生して
確定申告の対象となるわけですね。

ここで注意しておきたいのは、
馬券購入費用で確定申告の対象となるのは

『的中馬券の購入費用のみ』

であるといった点で、
仮に合計10万円馬券を購入したとしても
的中分が100円だけであれば
その費用は100円のみとなり、

残り99,000円分は費用と認められないのは
勘違いしやすい点だけに、
ここはしっかり理解しておきたい
ポイントと言えそうですね。

人によって申告する金額は違うってほんと?

出典:http://keibasite-rank.hatenablog.jp/

日本国民であれば全ての人に
納税の義務はありますが、

それぞれの置かれた『立場』において
確定申告における金額が異なる面があるのも
また事実です。

ここからはそれぞれの立場における
『控除額』の違いについて
詳しく見ていきたいと思います。

会社員はいくらから申告するの?

会社員の場合、
基本的に会社で行われる年末調整において
確定申告が終了しているため
申告する必要はありませんが、

競馬で高額払い戻しがあった場合は
『一時所得』に該当するため、
個人での確定申告が必要になります

上記でも解説しましたが、
競馬での払戻金などの『一時所得』が
費用を差し引いて50万円を超えていた場合
確定申告を行う必要があるため、
注意しておきたいところですね。

学生はいくらから申告するの?

出典:https://sirabee.com/

一般的な所得控除制度は、

  • 誰もが受けることができる38万円分の
    『基礎控除』
  • 給与所得者が受けれる65万円分の
    『給与所得控除』
    の合計103万円まで

は所得税がかからないようになっています。

これに加えてアルバイトを
行っていることが多い学生の場合、
上記の所得控除に加えて

『勤労学生控除』を申請すれば
さらに27万円分の控除額

が加わるため、
合計130万円分までは所得勢がかからない
といった事実のは覚えておくべきポイント
と言えるでしょう。

ただ、学生であったとしても
競馬の払戻金での所得があった場合は
当然ながら確定申告を行う必要があり、

もし申告を行わなかった場合は
脱税とみなされて追徴課税が行われるので、
しっかり確認しておきたいところですね。

無職の人は申告の必要はあるの?

今の日本には競馬の収入のみで生計を
立てている人もいると思いますが、
そういった世間的に見て『無職』の人でも
確定申告を行う必要はあるのでしょうか。

結論から先に言えば、

無職の人においても競馬の払戻金などで
収入がある場合は確定申告が必要

になります。

収入がない無職の人でも
基礎控除で38万円までは所得税がかからない
といったことに加えて、

一時所得である払戻金については
50万円までは特別控除が受けられるため、

合計88万円までは所得税がかからない

となるわけですね。

とは言え競馬をしている限り
収入は必ず発生するものであるため、
もし働いてなかったとしても
確定申告にはしっかり行っておきましょう。

共同購入だと誰が申告するの?

近年は購入点数が多くなりやすい反面
配当面でも非常に魅力があるWIN5の馬券が
誕生したことによって、

馬券を購入する際に複数の人で
お金を出し合っての『共同購入』
を行う人たちが増えています。

その共同購入で買った馬券が的中した場合、
確定申告は誰が行うのでしょうか?

一般的な馬券を買う場合は
現金での購入が可能なため、
払戻金もその場で振り分ければ
問題ないのですが、

現在インターネットでの購入しか
行われていないWIN5を共同購入する場合は
誰かの代表口座で馬券を購入する必要があり、

的中した場合はその払戻金も
購入した人の口座に振り込まれる
といったことになります。

その場合の確定申告は当然ながら

『馬券を購入した人』

が行うことになり、
もし申告を行わなかった場合は
追徴課税も購入した人に課される
ということになるわけですね。

税金を納めればそれだけ後で分配する金額も
少なくなってしまうので、

共同購入する場合はそういった面も含めて
事前にしっかり話をしておく必要がある
のは大事なポイントだと思います。

まとめ

今まで何気なく行っていた、
もしくは代行してもらっていた
税金の申告方法ですが、

競馬の払戻金に当てはめると
よりスムーズに理解することが
できるのではないでしょうか。

せっかく高配当を的中させた喜びを
『脱税』といった形で半減させないために、
確定申告の方法をしっかり理解した上で

キチンと納めるものはしっかり納め、
長く競馬を趣味として楽しめるように
しておきたいところですね。

スポンサーリンク