天皇賞・春の傾向とは? 歴代の産駒や血統をご紹介!

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平地のG1レースで最も距離が長いのが
天皇賞・春。
全重賞の中でも3番目の長距離レースとあって
かなり特殊な条件のG1と言えます。

いぬ

長距離が得意な古馬の大目標

といった面を持ちながら、
スピード傾向が高まる現代競馬の流れで
スタミナだけでは乗り切れない天皇賞・春。

このレースに有利な血統や脚質などの
傾向はあるのでしょうか?

京都競馬場の芝3200mという
天皇賞・春だけに開放されたコースで有利な
馬を探していきましょう。

古馬最高峰の栄誉に近いのは、
どんな馬なのでしょう??

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天皇賞・春の傾向! 脚質や血統によって異なる?

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

天皇賞・春(G1)

競馬場:京都競馬場
距離:芝3200m
出走条件:4歳以上(国際)

ゴールデンウィーク時期の
京都競馬場で開催される
日本一長いG1レースが
天皇賞・春です。

ルーツを辿れば1905年に開催された
レースとなる伝統の長距離戦。

この条件に適した脚質や血統は
どういったものか見てみましょう!

レースは逃げ馬と差し馬のどちらが有利?

まずは、過去10年の天皇賞・春の
優勝馬の脚質をチェックしてみます。

  • 逃げ…1勝
  • 先行…2勝
  • 差し…6勝
  • 追い込み…0勝
  • まくり…1勝

という結果でした。

直線一気というタイプには厳しい
レースと言えそうです。

差し馬が6勝していますが
すべて、道中は10番手以内にいた馬。

さらに、まくりを含めて5頭は
3コーナーでは好位に進出しているので
純粋な差し脚勝負は難しそうです。

先行もしくは、差しでも先団のすぐ後ろに
付けられるようなタイプが
天皇賞・春には向いていると言えるでしょう。

レースに強い血統や産駒はあるの?

続いては天皇賞・春の過去10年の
勝ち馬の血統を見てみましょう。

ステイゴールド産駒がフェノーメノの2勝と
ゴールドシップ、レインボーラインで1勝ずつの
計4勝と圧倒しています。

その他、ブラックタイド産駒が2勝、
ミスキャスト、マンハッタンカフェ産駒が1勝と
父サンデーサイレンス系が8年連続で
勝利を挙げています。

サンデー系が強いものの、
リーディングサイアーの
ディープインパクト産駒は
2着と3着が1回ずつと不振。

軽さよりも重厚さのあるサンデー系が
良さそうです。

また、ハーツクライ産駒が勝ち馬はいませんが
5年連続で2着に来ている点も
気にかけたい所です。

レースに強い馬年齢は何歳?

古馬の長距離戦である天皇賞・春に
強い年齢はあるのでしょうか?

過去10年の年齢別の勝ち馬数は、

  • 4歳…3勝
  • 5歳…4勝
  • 6歳…3勝

と差のない結果でした。

ただし4歳で勝利した3頭のうち
キタサンブラックとフェノーメノの
2頭は連覇を達成。

4歳で勝利していている馬が
翌年出走してきた場合には、
押さえておく必要がありそうです。

天皇賞・春の枠に有利不利があるってホント?

長丁場である天皇賞・春は
枠順による有利不利を受けやすい
レースなのでしょうか?

過去10年の枠番別の馬券圏内数は

  • 1枠…(5.1.1)
  • 2枠…(1.2.2)
  • 3枠…(1.1..1)
  • 4枠…(1.0.2)
  • 5枠…(0.0.0)
  • 6枠…(2.2.2)
  • 7枠…(0.2.1)
  • 8枠…(0.2.1)

なんと1枠が半分の5勝を挙げている
という圧倒的な結果でした。

長距離のレースなので、インに収まって
距離ロスを少なくできる内枠が
有利だと考えられます。

また、京都の外回りコースは
直線で、内回りと合流する地点で
インコースが大きく開けます。

インに閉じ込められて出られないリスクが
あまりないコースなので、内枠の馬が
じっとインで待機できるというのも
1枠の好結果に繋がっているのかもしれません。

天皇賞・春の歴代レースを検証! 荒れるってホント?

次は、天皇賞・春の配当面を見て行きます。

長丁場であれば、少しのミスでも
巻き返す余地がありそうなので
実力通りになりそうですが、
どうなのでしょうか?

過去10年の1番人気の成績は
(1.1.0.8)と衝撃の結果!!

1番人気が過去10年で2度しか
馬券に絡んでいない
鬼門のレースと言えます。

1番人気が馬券に絡まなかった8年は
すべて3連単が10万円オーバー。

145万馬券が1回、90万円台が1回。
20万円台が4回出ている

荒れるレース!

となっています。

しかし、2017年2018年と
2年連続で1番人気が連対し
人気サイドで決着しています。

2002年頃までは「荒れにくいレース」
として有名だった天皇賞・春ですので
流れが変わった可能性もあります。

本命決着を狙うのか、大穴の激走を期待するのか
ハッキリした買い方が合うかもしれません。

天皇賞・春の得意な騎手は誰?

出展:https://ja.wikipedia.org/wiki/

最後に天皇賞・春と相性が良い
騎手をご紹介します。

盾男と言えば、

いぬ

何と言っても武豊騎手!!

過去10年では、キタサンブラックで
連覇を達成し2勝を挙げていますが
通算では8勝。

1989年からは3頭の馬で4連覇という
偉業を成し遂げている
京都の芝3200mマスターです。

その他、現役では

  • 横山典弘騎手、蛯名正義騎手…3勝
  • 岩田康誠騎手、和田竜二騎手…2勝

とベテランの腕が鳴るレースと
言えるかもしれません。

ちなみに、今の日本競馬界を席巻している
ルメール騎手、デムーロ騎手ともに
2018年の時点で優勝していません。

まとめ

今回は、JRA最長距離のG1レース
天皇賞・春の傾向を探ってみました。

  • 差し馬が有利
    (ただし10番手以内で走れる馬)
  • ステイゴールド産駒が10年で4勝
    (ハーツクライ産駒が5年連続2着中)
  • 4歳~6歳まで、万遍なく勝利している
    (4歳で優勝した馬は2/3の確率で連覇)
  • 圧倒的に1枠にメリットがある
  • 1番人気の信頼度が極めて低い
  • 武豊騎手をはじめベテラン騎手が強い

といったポイントが見えてきました。

荒れるレースといった時代が長くありましたが
キタサンブラックの連覇で、その流れが
変わったかもしれません。

本命サイドが力を発揮するのか?

それとも穴馬の大駆けが続くのか?

そんな点にも注目しながら
春の伝統の一戦を楽しんでみてください。

またこちらの記事では天皇賞・春の
過去10年のレース結果をまとめています。

⇒天皇賞・春の過去の結果! 10年分のデータを紹介

天皇賞・春の過去10年分の動画や
前走レース結果も掲載していますので、
ぜひご覧くださいね。

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