現役時代は26戦4勝(内重賞2勝)と
成績が振るわず、種牡馬として
さほど期待もされてなかったであろう
リーチザクラウン。
しかし、彼の産駒たちの成績が良いことが
関係者の中で激震となり、
驚異的なスピード出世を果たしました。
そんなリーチザクラウンの産駒たちの
何がすごいのか…
そこで今回は
リーチザクラウンの産駒について
ご紹介をしていきたいと思います。
リーチザクラウンの産駒!子供を5頭紹介
産駒たちの成績が優秀であることから
種牡馬となってから有名になった
リーチザクラウン。
優秀とは言うけど、
実際はどんな仔たちがいるの?
今回は数いる産駒の中から
5頭ピックアップしてご紹介していきます!
1.キョウヘイ
キョウヘイは2014年に誕生した
初産駒の34頭のうちの1頭です。
本馬の名前は馬主・瀬谷隆雄氏の
知人の息子さんの名前にちなんでいるそう。
リーチザクラウン | スペシャルウィーク |
クラウンピース | |
ショウナンアネーロ | ダンスインザダーク |
ショウナンハピネス |
主な成績はこちら!
- 2017年:GⅢシンザン記念(1着)
- 2018年:OP小倉日経オープン(3着)
リーチザクラウン産駒の中で
初めて重賞制覇した産駒です。
2.サヤカチャン
サヤカチャンは2015年に誕生した
産駒34頭のうちの1頭です。
リーチザクラウン | スペシャルウィーク |
クラウンピース | |
アップルトウショウ | アンバーシヤダイ |
ダーリントウショウ |
主な成績はこちら!
- 2017年:GⅢアルテミスS(2着)
OPクラスの勝利はまだないものの、
初めて挑んだアルテミスSでは
2着と大健闘を果たしました。
3.スーパーマックス
スーパーマックスは2014年に誕生した
初産駒の34頭のうちの1頭です。
主に佐賀競馬で行われる
ダート競走に出走しており、
地方重賞を制覇しています。
リーチザクラウン | スペシャルウィーク |
クラウンピース | |
レヴェトン | Malibu Moon |
イフティラース |
主な成績はこちら!
- 2016年:九州Jrチャンピオン(1着)
- 2017年:佐賀皐月賞(1着)、
韓国岳賞(1着)
- 2017年:佐賀皐月賞(1着)、
- 2018年:佐賀王冠賞(1着) など
中央・地方合わせて21戦して、
2018年8月末時点で、12勝しています。
4.ガロ
ガロは2014年に誕生した
初産駒の34頭のうちの1頭です。
リーチザクラウン | スペシャルウィーク |
クラウンピース | |
ニシノカーリー | Shamardal |
オンザロンリー |
主な成績はこちら!
- 2017年:浦和桜花賞(4着)
- 2018年:アルビレオ賞競走(2着)
主に大井競馬で行われる
ダート競走に出走しています。
優勝こそないものの、
入賞を果たしています。
5.ニシノウララ
ニシノウララは2015年に誕生した
初産駒の34頭のうちの1頭です。
リーチザクラウン | スペシャルウィーク |
クラウンピース | |
パラディナ | Rahy |
Khumba Mela |
主な成績はこちら!
- 2017年:GⅡ京王杯2歳S(5着)
重賞勝利こそないものの、
初めての重賞で出走した京王杯2歳Sでは
11頭中5着入賞を果たし、
その中で出走した牝馬の中では
最先着を果たしました。
500万下のレースでも
4着以下になったことはなく、
これから伸びてくるのではないかと思います。
リーチザクラウンの産駒の成績/戦績は?
リーチザクラウンの産駒たちは
2016年にデビュー後、61頭出走しています。
成績・戦績は以下の通りです。
出典:http://www.netkeiba.com/?rf=logo
2018年現在までにデビューしている産駒は
まだ、リーチザクラウンが
種牡馬として認められ始める前に
種付けした仔たちです。
母馬たちも有名どころはいません。
それでも2018年においては
8月末時点で既に10勝をあげ、
そのうち1勝は重賞です。
これはもう大活躍といっても良い
戦績だと言えるでしょう。
リーチザクラウンの産駒の評判は?
種牡馬として同年デビューした
他の種牡馬に比べ、
早くも産駒が重賞制覇していること、
また、その母たちの血統や戦績が
よくなかったことを踏まえると
産駒たちとても優秀!
関係者の中でも話題となり、
社台スタリオンステーションでも
種牡馬としての権利を50%購入しています。
今後、良血馬との交配で
より優秀な仔が生まれるかもしれません。
リーチザクラウンの種付け料は?
リーチザクラウンは種牡馬として
スピード出世した馬で、
種牡馬として活動し始めた
2013年には20万円だった種付け料が
2018年には100万円に値上がっています。
リーチザクラウンの産駒は数が少なく、
決して良血とは言えない
繁殖牝馬たちとの仔であるにも関わらず
産駒がデビューした2016年以降
成績が優秀であることが
値上がりの理由でしょう。
また、繋養先が
社台スタリオンステーションに
移動したことも理由の一つといえます。
リーチザクラウンの馬主は?
リーチザクラウンは臼田浩義氏所有の
競走馬でした。
しかし、
2010年の現役中に譲渡されており、
今は西山茂行氏の所有となっています。
引退後は西山氏の尽力もあり
種牡馬としてアロースタッドにて
繋養されていましたが、
2016年に社台スタリオンステーションへ移り
大きな話題を呼びました。
リーチザクラウンの現役時代の成績/戦績は?
リーチザクラウンは
2008年10月26日にデビューし
2013年2月3日のレースをもって引退しました。
競走成績は以下の通りです。
競走日 | 競馬場 | レース名 | 格 | 距離 | 人気 | 着順 |
2008.10.26 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m | 2人 | 2着 | |
11.16 | 京都 | 2歳未勝利 | 芝2000m | 1人 | 1着 | |
12.7 | 阪神 | 千両賞 | 500万下 | 芝2000m | 1人 | 1着 |
12.27 | 阪神 | ラジオNIKKEI杯2歳S | GⅢ | 芝2000m | 1人 | 2着 |
2009.2.15 | 京都 | きさらぎ賞 | GⅢ | 芝1800m | 1人 | 1着 |
4.19 | 中山 | 皐月賞 | GⅠ | 芝2000m | 2人 | 13着 |
5.31 | 東京 | 東京優駿 | GⅠ | 芝2400m | 5人 | 2着 |
9.27 | 阪神 | 神戸新聞杯 | GⅡ | 芝2400m | 3人 | 2着 |
10.25 | 京都 | 菊花賞 | GⅠ | 芝3000m | 1人 | 5着 |
11.29 | 東京 | ジャパンカップ | GⅠ | 芝2400m | 5人 | 9着 |
12.27 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 5人 | 13着 |
2010.2.21 | 東京 | フェブラリーS | GⅠ | 芝1600m | 4人 | 10着 |
4.17 | 阪神 | マイラーズカップ | GⅡ | 芝1600m | 3人 | 1着 |
6.6 | 東京 | 安田記念 | GⅠ | 芝1600m | 1人 | 14着 |
12.18 | 阪神 | 阪神カップ | GⅡ | 芝1400m | 3人 | 7着 |
2011.1.5 | 京都 | 京都金杯 | GⅢ | 芝1600m | 1人 | 4着 |
2.27 | 中山 | 中山記念 | GⅡ | 芝1800m | 3人 | 3着 |
4.17 | 阪神 | マイラーズカップ | GⅡ | 芝1600m | 3人 | 9着 |
5.8 | 京都 | 都大路S | OP | 芝1800m | 1人 | 14着 |
6.5 | 東京 | 安田記念 | GⅠ | 芝1600m | 14人 | 17着 |
10.15 | 東京 | アイルランドT | OP | 芝2000m | 3人 | 10着 |
2012.4.1 | 中山 | ダービー卿CT | GⅢ | 芝1600m | 3人 | 10着 |
4.22 | 京都 | マイラーズカップ | GⅡ | 芝1600m | 13人 | 16着 |
6.17 | 福島 | バーデンバーデンC | OP | 芝1200m | 5人 | 8着 |
7.1 | 中京 | CBC賞 | GⅢ | 芝1200m | 10人 | 6着 |
2013.2.3 | 東京 | 東京新聞杯 | GⅢ | 芝1600m | 15人 | 16着 |
生涯成績:26戦4勝
リーチザクラウン自身GⅠ勝利はないですが、
GⅡのマイラーズカップ、
GⅢのきさらぎ賞を制しています。
しかし、譲渡によりオーナーが変わった後は
成績が振るわず、引退し種牡馬となりました。
引退後はアロースタッドにて繋養されました。
リーチザクラウンの脚質は?
リーチザクラウンは現役中、
馬群の先頭集団に位置し、
そのまま走り去る
『逃げ』を得意としていました。
しかし、ペースが早すぎたり、
抑えめに走ってしまうと、最後の直線で
交わされてしまうこともあったため、
うまく脚をためながら小差で逃げ、
最後に突き放すといった
走り方をしていたようです。
レース動画を紹介
今回は受賞初勝利を飾った
『きさらぎ賞』をご紹介します。
クラシックへの登竜門として名高い
このレースを1番人気で支持されました。
レースはスローペースで逃げる展開となり、
最後の直線で追い出し、
他の馬たちを引き離して優勝しました。
まとめ
いかがでしたか?
今回はリーチザクラウンの産駒
についてご紹介して行きました。
重賞を2勝しかしておらず、
馬主・西山氏が尽力を尽くして
種牡馬になったリーチザクラウンですが、
当初は期待もされていませんでした。
しかし、産駒がデビューし、
中央・地方で活躍、
重賞制覇している産駒がいることで
その名が知れ渡るようになりました。
今後、良血牝馬たちとの交配から
GⅠ制覇できる馬が誕生するのか
今後の動向が楽しみです。