夏競馬が終わり、
夏の間に力をつけた馬たち、
休養をとってリフレッシュした馬たちが
入り乱れる秋。
GⅠ戦が始まるということもあり、
さらなる盛り上がりを見せる
季節でもあります。
そんな競馬ファンを盛り上がらせる
レースの一つ『セントライト記念』。
菊花賞のトライアルレースとして
注目が集まるレースですが、
今までにどんな馬たちが
活躍してきたのでしょうか?
そこで今回は
『セントライト記念』とは
どんなレースなのか、
傾向や血統について
解説していきたいと思います。
セントライト記念とは? 発走時間&賞金について紹介!
セントライト記念は1947年に
日本競馬史上初となる三冠馬、
セントライトを記念して創設されました。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
3着以内の馬に
菊花賞の優先出走権が付与される
トライアル競走となっています。
1955年までは牡馬限定戦として
開催されていました。
セントライト記念はいつ? 発走時間も合わせて紹介
セントライト記念は
9月中旬から下旬にレースが行われます。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第72回 | 2018年9月17日 |
第71回 | 2017年9月18日 |
第70回 | 2016年9月19日 |
第69回 | 2015年9月21日 |
第68回 | 2014年9月21日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時45分に発走されました。
セントライト記念の場所や距離は? コース特徴も紹介
セントライト記念は
中山競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:千葉県船橋市古作1−1−1
- コース:右回り
レースは右回りの芝2200mです。
創設当初は東京競馬場で開催されており、
1957年から中山競馬場で開催されました。
中山競馬場は高低差が激しく、
距離が2200mということもあるため、
スタミナとパワーが要求されてきます。
レース序盤で高低差5mの坂を上り、
ゴール直前でも約2mの上り坂が
待っています。
セントライト記念の優勝賞金はいくら?
セントライト記念はGⅡレースですが、
3歳限定のレースである為、
他のGⅡのステップアップレースに比べ
賞金が少し低いです。
1着:5400万円
2着:2200万円
3着:1400万円
4着:810万円
5着:540万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
中山記念は、優勝賞金は6200万円です。
しかし、4歳以上であれば
どの馬でも出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。
セントライト記念のレコード・平均タイムを紹介
ではセントライト記念の記録を
見ていきましょう!
セントライト記念は第58回(2004年)に
コスモバルクが記録した、
2:10.1がレースレコードとなっています。
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第66回 | 2:12.1 |
第65回 | 2:12.7 |
第64回 | 2:13.1 |
第63回 | 2:13.8 |
第62回 | 2:11.7 |
平均すると1:12.68となっています。
セントライト記念の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!
ここからはオールカマーの傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
オールカマーに強い血統・騎手、
馬年齢など調べて見ました♪
セントライト記念の傾向! 脚質や血統によって異なる?
中山競馬場は高低差が激しいコースで
距離が2200mということもあるため、
スタミナとパワーが要求されてきます。
レース序盤で高低差5mの坂を上り、
ゴール直前でも約2mの上り坂が
待っています。
過去の中山競馬場で行われたレースで
結果を残している馬が好走しているようです。
セントライト記念が有利なのは先行馬? それとも逃げ馬?_
過去のレースを見ていくと
逃げ馬の勝ち星はなく、
先行と差しが圧倒的に多いようです。
その中でも、
先行の方が好成績でした。
というもの、
セントライト記念は
外回りのコースを利用するため、
第4コーナーまでカーブが緩やかで、
最後の直線が短いのが特徴です。
そのため、直線を一気に差し切ることが
難しいため、先行が有利となるのです。
セントライト記念に強い産駒とは? 血統も合わせて解説!
中山競馬場で行われるレースでは
中山巧者血統と呼ばれる
サンデーサイレンス系がとても強く、
過去の着順を見ても
サンデーサイレンス祭りと言えるでしょう。
その中でも
- ステイゴールド
- ハーツクライ
- ディープインパクト
にはチェックを入れておいたほうが良いです。
また、超パワー系である
ノーザンダンサー系が
母父の血統に入っていると
相性が非常に良いので、
合わせて確認しておいたほうが良いでしょう。
セントライト記念の得意な騎手は誰なの?
競馬は馬の力だけでは
勝敗は決まりません。
その馬たちに騎乗する騎手たちによっても
レース展開は大きく変わってきます。
ではセントライト記念を得意とする騎手は
いるのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第72回) | 田辺裕信 | ルメール | 岩田康誠 |
2017年(第71回) | 横山典弘 | ルメール | デムーロ |
2016年(第70回) | 蛯名正義 | 戸崎圭太 | 田辺裕信 |
2015年(第69回) | 北村宏司 | 横山典弘 | 石橋脩 |
2014年(第68回) | 蛯名正義 | 川田将雅 | 菱田裕二 |
過去5年のレースを振り返ると
蛯名騎手の勝率が高く1着2回と好成績です。
また、横山典弘騎手も
1着と2着にそれぞれ1回ずつ
入賞していました。
そのため蛯名騎手と横山騎手が
騎乗している馬には
チェックを入れたほうが良いでしょう。
セントライト記念は外枠がいいの?
馬・騎手と見てきましたが、
枠順も予想するのに重要な要素と言えます。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第72回) | 3枠 | 8枠 | 2枠 |
2017年(第71回) | 3枠 | 4枠 | 2枠 |
2016年(第70回) | 4枠 | 7枠 | 7枠 |
2015年(第69回) | 7枠 | 3枠 | 2枠 |
2014年(第68回) | 3枠 | 8枠 | 7枠 |
こうして見ると、3枠と7枠が
入賞していますね。
セントライト記念は
先行の勝率が高いレースです。
最後の直線で一気に差し切るのが
難しいため、
うまく前方に位置付けやすい枠が
良いのかもしれません。
セントライト記念は荒れるってホント? 歴代のレースを検証!
競馬はギャンブルなので、
馬券を買って楽しんでいる人にとっては
荒れてくれた方が良かったりします。
その分予想するのは大変ですけどね(^^;)
そんなセントライト記念はどうなのでしょか?
過去5年の着順を人気別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第72回) | 4人気 | 1人気 | 6人気 |
2017年(第71回) | 2人気 | 1人気 | 3人気 |
2016年(第70回) | 1人気 | 2人気 | 3人気 |
2015年(第69回) | 6人気 | 9人気 | 10人気 |
2014年(第68回) | 1人気 | 2人気 | 10人気 |
1番人気の馬がほぼ必ず
3着以内に入賞しています。
ごく稀に10番人気などの
人気薄の馬が入賞しますが
セントライト記念はそこまで大きくは
荒れないようですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回はセントライト記念について
解説していきました。
まとめるとこんな感じです。
- 菊花賞のトライアルレース
- JRA主催のGⅡで芝2200m、
開催は中山競馬場 - スタミナ、底力も必要
- 先行が優位
- サンデーサイレンス系産駒強め
- 1番人気はほぼ必ず入賞
- 蛯名騎手、横山騎手の入賞率高め
比較的入賞率の高い
ディープインパクト産駒だけでなく、
スタミナ型のサンデーサイレンス系の
産駒も目が離せません。
サンデーサイレンス産駒は
中山巧者血統と呼ばれ、
中山競馬場での勝率がとても高いです。
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、この記事の他に
セントライト記念の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
⇒セントライト記念の過去10年の結果! レースデータ&動画を紹介
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。