今回は“流し”という馬券の
買い方をご紹介していきます。
馬連までしか販売がなかった時代には
単純だった流しですが、
3連複、3連単の登場で
軸1頭、軸2頭と
選択肢に幅が出てきた買い方です。
軸馬を決めて、その馬と心中する“流し”は
ハマった時には、安心して
ゴール前を迎えられる一方で、
4コーナーを周る辺りで
馬券が紙屑になってしまう可能性もある
諸刃の剣な買い方です。
そんな、流し買いについて
色々と見て行きましょう!
気に入ったら、ぜひ試してみてください。
流しの購入メリット&デメリットは?
出展:http://1st.geocities.jp/keiba_baka_1st/index.html
軸となる馬番を、3連系なら1頭もしくは2頭、枠連・馬連・馬単なら1頭もしくは1枠選び、その軸から相手の馬(枠)番に流す買い方
力が抜けている馬が明確な場合や
狙いたい馬が決まっている時に
最適なのが、流し買いです。
- 連単系の場合には、
マルチを使うか使わないか? - 3連系の場合には
軸を1頭にするか2頭にするか?
という風に、買い目が調整をしやすいので
幅広い使い方でできるのが特徴です。
流しのメリットは当たりやすい
軸馬から相手に“流す”ので、
軸にした馬が上位に来た時には
的中している可能性が高い買い方です。
ですので、軸馬をきちんと
見分けることができる人には
当たりやすいと言えるでしょう。
強い馬を軸にするという考え方もありますが、
3着以内に入りそうな穴馬を探し、
3連系やワイドで、穴馬から流す
という楽しみ方も魅力的です。
また、競馬を見慣れていない人でも、
取り敢えず、軸馬に注意しておけば良いので
レースを観やすい買い方とも言えます。
軸馬から、相手に流すので
予想する段階で買い目の点数を
把握しやすいのも流し買いのメリットです。
流しのデメリットは買い目が増える
続いて、流し買いの場合の
点数を見ていただきましょう。
流し買い点数表
頭数 | 馬連 ワイド |
馬単 (マルチ) |
3連複 | 3連単(マルチ) | ||
軸1頭 | 軸2頭 | 軸1頭 | 軸2頭 | |||
1頭 | 1 | 1(2) | 1 | 1(6) | ||
2頭 | 2 | 2(4) | 1 | 2 | 2(6) | 2(12) |
3頭 | 3 | 3(6) | 3 | 3 | 6(18) | 3(18) |
4頭 | 4 | 4(8) | 6 | 4 | 12(36) | 4(24) |
5頭 | 5 | 5(10) | 10 | 5 | 20(60) | 5(30) |
6頭 | 6 | 6(12) | 15 | 6 | 30(90) | 6(36 |
7頭 | 7 | 7(14) | 21 | 7 | 42(126) | 7(42) |
8頭 | 8 | 8(16) | 28 | 8 | 56(168) | 8(48) |
9頭 | 9 | 9(18) | 36 | 9 | 72(216) | 9(54) |
10頭 | 10 | 10(20) | 45 | 10 | 90(270) | 10(60) |
11頭 | 11 | 11(22) | 55 | 11 | 110(330) | 11(66) |
12頭 | 12 | 12(24) | 66 | 12 | 132(396) | 12(72) |
13頭 | 13 | 13(26) | 78 | 13 | 156(468) | 13(78) |
14頭 | 14 | 14(28) | 91 | 14 | 182(546) | 14(84) |
15頭 | 15 | 15(30) | 105 | 15 | 210(630) | 15(90) |
16頭 | 16 | 16(32) | 120 | 16 | 240(720) | 16(96) |
17頭 | 17 | 17(34) | 136 | 272(816) |
ボックスより圧倒的に点数を
抑えることができるのが流し買いです。
連複系では点数を少なくできる一方で、
馬単、3連単でマルチを適用すると
点数が増えてしまい、
ボックスやフォーメーションと
さほど変わりのない点数にまで
増える可能性も持っています。
また、軸馬が圧倒的人気の場合には
配当が期待できないので、
オッズを見ながら点数を増減させて
回収率をアップさせる必要もある買い方です。
使用するマークシートは青
流し買いで使用するのは
青色のマークシート。
このマークシートは、流し専用なので、
他の買い方はできないものです。
片面は、連複用(枠連、馬連、3連複)
もう一面は連単用(馬単、3連単)なので、
買い方に合わせて面を選んでください。
また、マークシートの下の部分には
組み合わせ点数表がついているので、
マークする前に点数の確認もできます。
その他のマークシートとの
違いが知りたい方は、
こちらの記事をご覧ください↓↓↓
⇒競馬のマークシートの種類って? 馬券ごとに異なる用紙を解説!
マークシートの記入方法は?
流し買いの時の
マークシートの記入方法ですが、
青色のマークシートを取り、
“連複ながし”か“連単ながし”
どちらの面か確認して
- 場名(どの競馬場か?)
- レース番号(第何レースか?)
- 式別(3連複、3連単の場合は1頭または2頭を選択)
- 軸(1頭または2頭)
- 相手
- 1点当たりの金額をマーク
以上で、流し買いのマークが完了です。
「連単ながし」の場合は、
1着、2着(3着)に
軸馬を指定した上で、
相手をマークしていきます。
また、マルチにもマークすると
順番が入れ替わった全てのケースを
フォローしておけるので、
リスクマネジメントになります。
(マルチにマークすると、点数が
増えるのでご注意ください)
まとめ
流し買いについて、
ご紹介してきましたが
いかがだったでしょうか?
この馬を信じる!
この騎手から買う!
という信じる気持ちが強い方に、
ぴったりな“流し買い”。
相手の数や、マルチを使うか否かで
点数を少なくすることも
手広くリスクマネジメントを取ることも
できる便利な買い方です。
出走馬の力関係やオッズを
吟味して、そのレースに最適な
流し方で、回収率アップを
目指してください。
もう少し組み合わせに工夫して
買いたいという方は、
フォーメーションについての
記事もオススメです↓↓↓
⇒馬券の買い方でフォーメーションって何? わかりやすく徹底解説!
ぜひ、参考にしてくださいね。