ビワハヤヒデという馬を
知っているでしょうか？
1993年のクラシック路線ではナリタタイシン、
ウイニングチケットと共に、
BNWと呼ばれてライバル関係でした。
そのうち菊花賞を制したビワハヤヒデは
そのあとも活躍して、何といっても
弟ナリタブライアンとの直接対決が
楽しみにされました。
しかしその直接対決はかないませんでした。
そんなビワハヤヒデについて
話していきたいと思います。
ビワハヤヒデの成績/戦績は？
まずビワハヤヒデの成績/戦績から
見ていきたいと思います。
生涯成績：16戦10勝
主な勝ち鞍：菊花賞、天皇賞春、宝塚記念
1992年9月の阪神競馬場でデビューをしました。
2人気ながら2着に10馬身差以上をつける
大差勝ちを見せて大気の片鱗を見せます。
続くもみじステークスでは
レコードタイムで勝利。
さらにデイリー杯3歳ステークスでも完勝。
そして3歳チャンピオンを決める
朝日杯3歳ステークスでは
1.3倍の1人気に支持されますが、
エルウェーインに鼻差負けての2着。
明けて1993年、共同通信杯に出走。
ここでも2着に敗れてしまいます。
そして皐月賞トライアルの
若葉ステークスに出走。
1.3倍の人気に応えて2馬身差をつけて完勝。
本番の皐月賞では弥生賞を勝った
ウイニングチケットに次ぐ、
2人気でした。
しかしここはナリタタイシンに敗れて2着、
ダービーはまたもや2人気、
そして皐月賞に続いて
今度はウイニングチケットの2着に敗れました。
秋は神戸新聞杯から始動。
ネーハイシーザーに1馬身半差をつける完勝。
そして迎えた菊花賞。1人気に支持されて、
その人気通りにステージチャンプに
5馬身差をつけての圧勝。
ここでようやく初G1勝利となりました。
年末には有馬記念に出走。
ビワハヤヒデは初の古馬との勝負ながら
1人気になります。
しかし直線でトウカイテイオーに
交わされてしまい2着になります。
そして明けて1994年、
京都記念から始動します。
2着に7馬身差をつけて圧勝。
そして、天皇賞春、相手関係が薄く
1.3倍の人気になります。
その人気に応えて完勝。
続く、春のグランプリ、
宝塚記念では1.2倍の圧倒的人気。
2着のアイルトンシンボリに
5馬身差をつけてまたもや圧勝。
秋はオールカマーから始動。
ウイニングチケットに
1馬身と3/4差をつけての勝利。
秋に向けていい弾みとなりました。
天皇賞秋では1.5倍の人気に支持されましたが
ネーハイシーザーの5着に敗れました。
競争後に屈腱炎の発症が認められて、
3日後に引退を発表しました。
ビワハヤヒデの獲得賞金は？
数々のG1を勝利したビワハヤヒデ、
その獲得賞金はいくらなのでしょうか。
獲得賞金：8億9767万5000円
BNWの3強と比べてみようと思います。
ウイニングチケット
獲得賞金：3億7177万4000円
ナリタタイシン
獲得賞金：3億9740万8000円
2頭と比べてもやはり古馬での
活躍の度合いが違い獲得賞金は
大きく引き離していますね。
ビワハヤヒデ・伝説のレース動画を紹介！
次にビワハヤヒデの走ったレース、
特に伝説に残っているレースを
紹介していきたいと思います！
1．菊花賞
まず1つ目はビワハヤヒデが
初G1勝利となりました.菊花賞です。
人気はビワハヤヒデが2.4倍の1人気、
ウイニングチケットが2.8倍の2人気で
完全に2強の様相でした。
3番手付近に位置どったビワハヤヒデが
4角でもう前をとらえて先頭に立ちました。
そこからは懸命にステージチャンプや
ウイニングチケットが追いすがる中、
ぐんぐん差を広げて5馬身差の完勝。
初G1勝利となりました。
2．天皇賞
2つ目にビワハヤヒデが古馬として
迎えた天皇賞春でのレースです。
この年は京都競馬場の改修工事のため、
阪神競馬場での開催となりました。
人気は1.3倍でビワハヤヒデが圧倒的1人気。
そしてナリタタイシンが6.5倍の2人気、
ムッシュシュクルが7.6倍の3人気となります。
道中はビワハヤヒデが2番手で
レースを進めます。
ナリタタイシンは予想通り後ろから。
4角で馬なりで前をとらえると先頭に立ちます。
そして外からナリタタイシンが
ビワハヤヒデをとらえる勢いで
追い込んできますが、もう一度内から
脚を使ったビワハヤヒデが
最後はナリタタイシンを
ちぎって完勝しました。
有馬記念
ビワハヤヒデが
4歳のころに走った有馬記念です。
ビワハヤヒデは初めての古馬との
レースながら堂々1人気に支持されます。
そしてレガシーワールドや
ウイニングチケットが続きます。
このレースには1年ぶりの出走となります
トウカイテイオーが出走していました。
3，4番手でレースを進めるビワハヤヒデ、
レガシーワールドを見るように進めます。
そしてそのビワハヤヒデを見るように
トウカイテイオーが位置していました。
4角で先頭をとらえるビワハヤヒデ。
そしてその外からトウカイテイオーが
やってきます。
この2頭のおい比べになり最後は
トウカイテイオーがビワハヤヒデを
半馬身競り落として見事に勝利を飾りました。
そのあとは3馬身も離れており、
この2頭がどれだけ強かったか証明しています。
ビワハヤヒデの血統は？
ビワハヤヒデといったら
ナリタブライアンと兄弟で
その血統も注目されています。
あらためてその血統を見ていきたいと思います。
父：シャルード
母：パシフィカス
父のシャルードは異議椅子の種牡馬で
日本で持ち込み馬のビワハヤヒデが
活躍したことから1993年に輸出されて
門別スタリオンステーションで生活を送った、
しかし1995年に腸捻転のため死亡しました。
産駒もビワハヤヒデ以外に
目立った馬は出ていません。
母のパシフィカスはナリタブライアン、
ビワハヤヒデの母として有名です。
他にもビワタケヒデも輩出しています。
ビワハヤヒデの性格って？
ビワハヤヒデの性格は
どのようなものなのでしょうか。
見ていきたいと思います。
ビワハヤヒデは4歳春の時点では
気性がいいとは言えませんでした。
皐月賞、ダービーのころは気性が
成長しておらず、メンコもつけていました。
しかし秋になって気性が成長すると
メンコを外して気性の成長を見せました。
ビワハヤヒデの騎乗騎手は誰？
ビワハヤヒデと言えば
岡部幸雄騎手が思いつきますが、
そのほかにも乗った騎手がいるのでしょうか。
みていきたいと思います。
実はビワハヤヒデニアデビューから5戦、
共同通信杯までは岸滋彦が騎乗していました。
しかし、共同通信杯で少し
油断騎乗をしてしまい、オーナーから
岡部に変えるよう指示されてその結果
その後はずっと岡部幸雄騎手が騎乗しました。
ビワハヤヒデの馬主は？
ビワハヤヒデの騎手を変えるように
指示したその馬主さんは
いったい誰なのでしょうか。
ビワハヤヒデの馬主は有限会社ビワです。
もともと個人で登録していた
中島勇が法人変更しました。
ビワの冠名でたくさんの馬を所有しましたが
2004年に馬主業から撤退しました。
主な所有馬
・ビワハヤヒデ
- ビワハイジ
阪神3歳ステークス、京都牝馬特別 - ビワタケヒデ
ラジオたんぱ賞
ビワハヤヒデの産駒は？
ビワハヤヒデの子供はどうなのでしょうか、
活躍している産駒は出ているのか
見ていきたいと思います。
ビワハヤヒデの交配頭数は3年目まで、
66，54、60とある程度の頭数はいました。
しかし、デビューした馬で重賞勝利馬は出ず、
活躍した産駒は出せませんでした。
ビワハヤヒデの兄弟対決は？
ビワハヤヒデ、ナリタブライアン
生まれた年が1年違うだけのこの兄弟。
もちろん兄弟対決が期待されました。
3冠達成後のナリタブライアンは
有馬記念に照準。
ビワハヤヒデも天皇賞後は有馬記念に
出走すると発表されていました。
しかし、ビワハヤヒデは天皇賞秋後、
故障発生してしまい、その望みは
かなわぬものになってしまいました。
まとめ
今回はビワハヤヒデについて話してきました。
菊花賞を制した後、古馬路線でも
敵なしの状態でした。
その活躍から弟のナリタブライアンとの
対決も期待されてファンは
楽しみにしていました。
しかしそれはかなわぬものに
なってしまいました。
あの時代の最強ぶりを見せていた
ビワハヤヒデと3歳3冠を圧倒的に勝ってきた
ナリタブライアン。
どっちが勝っていたと思いますか？
想像しただけでワクワクしますよね。
想像してぜひ楽しんでみてください！
