ダイワの冠名で有名な馬と言えば、
ダイワメジャーですよね。
そのダイワメジャーについて
詳しいことを知っているでしょうか?
今は棚牡馬で活躍していることも多く
なかなか現役生活、どのようにして送ったかなど
知らない人も増えてきていると思います。
したがって今回は
そのダイワメジャーについて
成績を振り返ったり、
レース動画などを見ていきたいと思います。
ダイワメジャーの成績/戦績は?
まず最初にダイワメジャーの
成績/戦績について
ふりかえっていきたいと思います。
生涯成績 | 主な勝ち鞍 |
28戦9勝 | 皐月賞 天皇賞秋 マイルチャンピオンシップ(2006年、7年) 安田記念 |
2003年12月に中山競馬場でデビューをして
2着に入りました。
明けて2004年3歳になったダイワメジャーは
1月のダービー1800mの未勝利戦に出走。
最後の直線だけで後続に
9馬身差をつけての圧勝。
3戦目は2戦目と同じコースの
500万以下に出走して
1.4倍の人気を集めますが4着に敗れます。
そして4戦目は皐月賞のステップレース、
スプリングステークスに出走します。
11人気でしたが、先行から3着に粘り、
皐月賞の優先出走権を手に入れます。
とうとうクラシック1冠目皐月賞に出走すると、
10人気という評価ながら、
コスモバルク以下を封じて
見事にG1勝利をあげました。
もちろんダービーにコマを進め、
2冠目を狙いますが、
ここはキングカメハメハに負けて6着。
秋は距離適性なども考えて、
菊花賞ではなく、天皇賞秋を目指すことに。
オールカマーで復帰をして、
2人気に支持されますが、
ここは9着と惨敗してしまいます。
迎えた本番天皇賞秋では惨敗が響き
12人気となり、
最下位17着に沈んでしまいます。
ここ2戦の負けは喘鳴症の悪化のせいであり、
引退も視野に入りました。手術後は休養に入り、
2005年4月のダービー卿
チャレンジトロフィーで復帰。
3人気に評価され、
最後はチアズブライトリーに
2馬身差をつけて復活勝利。
そのあとは安田記念を8着に敗れ、
関屋記念2着、毎日王冠5着、
マイルチャンピオンシップでは
ハットトリックに惜しくも敗れ2着。
とそれ以後は勝利を挙げることは
出来ませんでした。
明けて5歳の年、
中山記念から始動すると、
2着に敗れまずが、
次のマイラーズカップは
約1年ぶりの勝利となります。
安田記念、宝塚記念では連続4着と惜しい競馬。
秋初戦となった毎日王冠では
ダンスインザムード以下を抑えて1着。
さらに天皇賞秋でも見事に1着となり、
皐月賞以来のG1制覇となりました。
さらに次はマイルチャンピオンシップの出走。
マイルチャンピオンシップには
6頭ものG1優勝馬がいる中、
2.3倍の1人気に支持されました。
ゴール前では
ダンスインザムードを首差抑えて勝利。
G12連勝を達成しました。
そして次走は有馬記念出走を決意。
ファン投票では
ディープインパクトに次いで2位になります。
本番でも3人気に支持され、
4角では早め先頭に立ちますが
あっさりディープインパクトに
交わされてしまい、
またポップロックにもかわされ3着となります。
この年の活躍は評価されて、
最優秀短距離馬に選出されました。
6歳となった2007年は
ドバイデューティーフリーの
招待を受けて、出走。
結果はアドマイヤムーンに
5馬身ほどちぎられ3着に敗れました。
帰国後は安田記念に出走。
スズカフェニックスに続く2着に支持されて、
コンゴウリキシオーとの競り合いを勝ち
初の安田記念勝利。
そして前年4着の宝塚記念に出走。
5人気となります。
しかしまったく見せ場はなく
アドマイヤムーンの12着に敗れます。
秋は前年勝利の毎日王冠から始動。
1.8倍の1人気に支持されますが、
3着に敗れます。
天皇賞秋ではメイショウサムソン、
アドマイヤムーンに続く3人気になりますが、
最後は不利も受けて9着に敗れます。
マイルチャンピオンシップでは
1人気になりますがオッズは3.8倍と
ファンの不安が目に見てわかります。
しかし最後の直線では追いこんできた
スパーホーネットを首差抑えて勝利。
この時点で10億円を突破しており、
史上8頭目の10億円ホースとなりました。
ダイワメジャーは
ラストランを有馬記念に設定をして迎えます。
6人気に支持され、
ダイワスカーレットにも敗れてしまい
3着になりますが、
ラストランの意地は見せました。
そのあと、最終レース終了後、
引退式が決行されました。
ダイワメジャーの獲得賞金は?
10億6181万0900円
この獲得賞金の額は現在でも
16位に位置しています。
ダイワメジャー・伝説のレース動画を紹介!
ではダイワメジャーの出走レース動画を
- マイルチャンピオンシップ
- 皐月賞
- 有馬記念
の3つをピックアップして
紹介していきたいと思います。
1.マイルチャンピオンシップ
まずダイワメジャーが
5歳時に出走した
マイルチャンピオンシップです。
出走馬はダンスインザムードや
海外からコートマスターピース、
マルカシェンクなど
有力馬がたくさん出走していました。
その中でも1人気に支持されて
その走りには注目が集まりました。
レースは先行策を奪い、
4角では先頭をとらえて先頭に立ち、
外から来るダンスインザムードとの
壮絶なたたき合いを制して
見事にG12連勝を達成しました。
2.皐月賞
2つ目はダイワメジャーの
初G1制覇となりました皐月賞です。
出走馬はコスモバルクや、
ブラックタイド、コスモサンビームなどの中、
ダイワメジャーは10人気で
注目はされていませんでした。
スタート直後から積極的に前に行き、
2番手でレースを進めます。
直線で早めに先頭に立つと、
後方から猛然と追い込んでくる
コスモバルクやメイショウボーラーを
しり目に約2馬身差の完勝。
大波乱の演出をしました。
3.有馬記念
最後の3つ目はダイワメジャーの
ラストランとなった有馬記念です。
出走馬には中山巧者マツリダゴッホや、
2冠馬メイショウサムソン、
牝馬のダービー馬ウオッカ、ロックドゥカンプ、
そして実の妹ダイワスカーレットなど
名馬がそろったレースになりました。
その中でラストランを迎える
ダイワメジャーにももちろん注目が集まり、
6人気となりました。
レースでは8番手付近と
いつもよりもやや後方から
レースを進め様子を見る感じ。
3角ではやや進出を始めて、
先を行くマツリダゴッホや
ダイワスカーレットを懸命に追いかけます。
しかしその差は縮まらず最後は3着に敗れますが
2年連続3着の素晴らしい
記録を残して引退となります。
ダイワメジャーの血統は?
出典:http://hanshintc.blog.fc2.com/
父 | 母 |
サンデーサイレンス | スカーレットブーケ |
父は名馬のサンデーサイレンス。
ご存知の通り、
一時代を築いた名種牡馬で
この馬なくして今の競馬はありません。
母スカーレットブーケは名牝であり、
このダイワメジャー以外にも
ダイワスカーレットやダイワルージュなど
活躍馬を多く出しており、
産駒のG1勝利数は9勝となり、
その時点でビワハヤヒデや
ナリタブライアンなどの母である
パシフィカスの記録を抜いて1位となりました。
ダイワメジャーの性格って?
出典:http://hanshintc.blog.fc2.com/
ダイワメジャーと言えば
新馬戦のパドックで寝てしまうことで
有名な馬でしたが
どんな性格だったのでしょうか。
ダイワメジャーは幼駒のころから
大柄でしっかりとしていて
性格的にも活発でガキ大将でした。
育成を開始しても非常にわがままな性格で、
かたくなに反抗して馬苦情スタッフを
困らせることが多かったそうです。
新馬戦のパドックでは
競馬界から出走取り消しを打診されるほど暴れて、
さらにパドックでは
地面に腹ばいになってしまうという
姿を見せました。
本馬場入場後も腰を下ろそうとする
しぐさを繰り返し
ウォーミングアップができませんでした。
それほど性格は荒く
難しいところがありましたが、
年を追うごとにやや落ち着きを手に入れて
後年はどれほどあれる
姿を見せることはありませんでした。
ダイワメジャーの脚質は?
ダイワメジャーの
脚質はどのようなものなのでしょうか。
見ていきたいと思います。
基本的には前でレースを進める先行タイプです。
レースによっては差しなどの
姿を見せることもあります。
妹のダイワスカーレットよりも
1列後ろでレースを進めるようなタイプでした。
ダイワメジャーの騎乗騎手は誰?
出典:https://keiba-news.tv/
ダイワメジャーと言えば
安藤勝己騎手のイメージがありますが、
ほかに乗った騎手もいるのでしょうか。
見ていきたいと思います。
ダイワメジャーのデビューから
4戦目までは菊沢隆徳が乗り、
本番の皐月賞では
ミルコデムーロが騎乗して勝利しました。
ダービーもミルコデムーロが騎乗して、
そのあとは短期免許が切れたため
柴田善臣がオールカマーから安田記念まで乗り、
関屋記念、マ日欧間は横山典弘が騎乗、
マイルチャンピオンシップでは
クリストフルメールが乗り、
翌年の中山記念では
再びミルコデムーロが騎乗していました。
そして1年ぶりの勝利となる、
マイラーズカップでは
安藤勝己が騎乗していました。
これ以後基本的には
安藤勝己が騎乗することになります。
宝塚記念では
四位洋文が騎乗して4着となります。
ラストランの有馬記念では
ダイワスカーレットに
安藤勝己が騎乗するということで
最後は皐月賞を勝った時の
パートナーミルコデムーロが騎乗しました。
ダイワメジャーには7人の騎手が騎乗しました。
- 菊沢隆徳
- ミルコデムーロ
- 柴田善臣
- 横山典弘
- クリストフルメール
- 安藤勝己
- 四位洋文
ダイワメジャーの馬主は?
出典:http://hanshintc.blog.fc2.com/
ダイワで有名なダイワメジャーの
馬主は誰なのでしょうか。
ダイワの冠名で有名な馬主は
大城敬三さんという方です。
パチンコ系の経営者で、
大和商事の代表です。
主な所有馬
- ダイワメジャー
- ダイワスカーレット
- ダイワエルシエーロ
- ダイワマッジョーレ
などたくさんの名馬を所有してきました。
ダイワメジャーの産駒は?
出典:http://hanshintc.blog.fc2.com/
種牡馬生活に入ったダイワメジャーの
産駒は活躍しているのでしょうか。
見ていきたいと思います。
種牡馬として
18億円のシンジゲートが組まれました。
その中でたくさんの活躍馬を輩出してきました。
主な産駒
- カレンブラックヒル NHKマイルカップ 毎日王冠
- コパノリチャード 高松宮記念
- メジャーエンブレム 阪神ジュベナイルフィリーズ NHKマイルカップ
- レーヌミノル 桜花賞
- ダイワマッジョーレ 京王杯スプリングカップ 阪急杯
このように主に短距離を
中心として活躍馬を輩出しています。
ダイワメジャーとダイワスカーレットの関係は?
出典:http://hanshintc.blog.fc2.com/
ダイワスカーレットとダイワメジャーの
関係はどのようなものなのでしょうか、
改めてみていきたいと思います。
ダイワスカーレットは
大ダイワメジャーの半妹で父が違うだけです。
スカーレットの父がアグネスタキオンで、
メジャーの父がサンデーサイレンスです。
この2頭は生まれ年が3年も違いますが、
ダイワメジャーの引退レースの有馬記念では
ダイワスカーレットと同走しています。
名牝スカーレットブーケから生まれたこの2頭。
合計G19勝という
偉大な記録を打ち立てました。
まとめ
今回はダイワメジャーについて
紹介していきました。
2歳から6歳まで生き長く活躍したこの馬。
喘鳴症という病に苦しみながらも
見事に手術を行い復帰して、
天皇賞秋やマイルチャンピオンシップなど
多くのG1勝利をしました。
その実力は本当のものであり、
短中距離路線では常に上位争い行ってきました。
名牝スカーレットブーケの
子供でダイワ一族の繁栄となりました。
ダイワメジャーの子供も現在活躍しており
その繁栄は楽しみなものがあります。