1965年に重賞競走として創設された
GⅡレース・金鯱賞。
春のGⅠレースへの
ステップアップレースとされ
過去にはサイレンスズカや
タップダンスシチー、ルーラーシップ、
ラストインパクトなど
多くの実力馬が挑んできました。
2017年からはGⅠ大阪杯への
優先出走権が付与されるようになった
同レースですが、
あまりこのレースのことを
知らないという人もいると思います。
そこで今回は『金鯱賞』について
ご紹介していきたいと思います。
中山記念がどういうレースなのか
歴代のレースからその傾向なども
解説していきたいと思います。
金鯱賞の出走時間&賞金について紹介!
金鯱賞(きんこしょう)は
1965年に重賞競走として創設され、
創設当初は砂1800mのレースでした。
その後度重なる変更を経て
現在の日程、レース距離となっています。
2017年からは金鯱賞優勝馬には
GⅠ・大阪杯への優先出走権が
与えられています。
金鯱賞の日程はいつ? 出走時間も合わせて紹介
創設当時は秋に開催していた金鯱賞ですが
度重なる変更により開催時期が異なっています。
ちなみに私が競馬に
どっぷりハマっていた頃の金鯱賞は
5月開催でした(^^)
第48回(2012年)には12月開催となり、
有馬記念へのステップレースと
なっていましたが
2017年に再び開催時期を変更し、
現在の金鯱賞は3月開催となっています。
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時25分に発走されました。
金鯱賞の距離やコースの特徴を解説!
金鯱賞は名古屋のシンボル『金の鯱』に
由来されており、
中京競馬場で開催されています。
- 所在地:愛知県豊明市間米町敷田1225
- コース:左回り
コース自体が左回りなので、
レースも当然左回りのレースとなっていて、
距離は2000mです。
レース創設当初から
中京競馬場にて開催されており、
レース距離は1800mでした。
金鯱賞って昔は
砂のレースだったってホント?
金鯱賞は元々砂のレースだったけど、
1970年から変更されて
芝に変更されたのよ。
さらに1966年から1995年までは
ハンデキャップとなりましたが、
1996年に別定となったのに合わせて
距離も2000mに変更されました。
金鯱賞の優勝賞金はいくら?
金鯱賞はGⅡレースであるため、
優勝賞金も他のレースに比べると
少々お高めです。
1着:6200万円
2着:2500万円
3着:1600万円
4着:930万円
5着:620万円
(2018年度開催)
同じ大阪杯への優先出走権がある
中山記念でも、優勝賞金は6200万円です。
しかし、その他のGⅡレースでは
優勝賞金が5400万円だったりしますので、
同じグレードのレースでも
金額は異なってきます。
金鯱賞のレコード・平均タイムを紹介
では金鯱賞の記録を見ていきましょう!
金鯱賞は第43回(2007年)に
ローゼンクロイツが記録した、
1:57.2がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この記録は2018年現在も破られていません。
過去10レースのタイムは以下の通りです。
第54回 | 2:01.6 |
第53回 | 1:59.2 |
第52回 | 1:59.7 |
第51回 | 1:58.8 |
第50回 | 1:58.8 |
第49回 | 1:59.6 |
第48回 | 2:00.4 |
第47回 | 2:02.4 |
第46回 | 1:59.5 |
第45回 | 1:58.4 |
平均すると1:59.84となっています。
金鯱賞の傾向は? 騎手や歴代レースについて解説
ここからは金鯱賞の傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースから、
どんな馬が勝ちやすいのか、
金鯱賞に強い血統・機種など
調べて見ました。
金鯱賞の傾向! 脚質や血統によって違いがあるの?
金鯱賞の最大の特徴は
最後の直線に待ち受ける急坂です!
スタート直後から緩やかな坂を
1000mほど上っていくのですが、
そこから下り、最後の直進で
急坂を一気に駆け上がるため、
パワーが必要となります。
また、坂を上ったり下ったり、
最後に駆け上がるための
スタミナも必須となるため、
パワー不足になりそうな血統だと
勝ち目がないかもしれません…
金鯱賞は逃げ馬が有利なの?
過去のレースを見ていると
金鯱賞はパワーとスタミナが必要なレースで、
逃げ馬には厳しいレースと言えます。
また、馬場の状態によっては
先行馬も勝てる可能性はありますが、
どちらかというと中団で脚を溜め、
最後の直線で爆発力を発揮できる
差しの方が理想的と言えるでしょう。
金鯱賞に強い血統は? 産駒も合わせて解説!
やはりというべきか、
勝ち馬の血統ではサンデーサイレンス系が
多く見受けられます。
その中でも、スタミナ系統である
ハーツクライやステイゴールド、
ディープインパクト産駒は
良い結果を出しています。
また、パワーとスタミナの両方を
持ち合わせている
キングカメハメハ産駒も
2016年、2017年と
それぞれ良い結果を出しています。
金鯱賞に強い馬年齢って何歳なの?
金鯱賞は4歳以上の競走馬が
出走することが可能なレースです。
そのため出走メンバーの中には
4歳馬もいれば、7〜8歳馬も
出走しています。
過去のレースから見ても
4歳馬の勢いは止まらず、
続いて5歳が活躍していっています。
正直7〜8歳馬たちには厳しい
レース展開が待っていることでしょう。
金鯱賞の得意な騎手は誰?
過去のレースから読み解いていくと
金鯱賞に多々入賞している騎手は
池添謙一騎手でした。
また、金鯱賞だけでなく、
中京芝2000mの他のレースを見ていくと
福永祐一騎手やルメール騎手なども
良い成績を残しているので、
金鯱賞でも良い位置に
つけてくるかもしれません。
金鯱賞は枠で有利なのは内枠ってホント?
過去のレースを見ている中では
2〜4枠の馬たちが上位につけています。
また、7、8枠も
そこそこ良い位置につけているようなので
パワーとスタミナのある馬であれば
望みはあると思います。
しかし、5、6枠の中間では
あまり良い結果が出ていませんでした。
金鯱賞は荒れる! 歴代のレースを検証してみた
過去のレースを確認していくと、
なんと!1番人気の馬が勝ったのは
2014年のラストインパクトだけで
そのほかは3〜6番人気の馬が
優勝しています。
しかし、9番人気以下も入賞していないため、
荒れはしますが、
大荒れと言えるほどのレース展開には
ならないと思われます。
まとめ
いかがでしたか?
今回は金鯱賞について
ご紹介していきました。
金鯱賞は昔からGⅠレースの
ステップアップレースとされていて
2017年からはGⅠ・大阪杯の
優先出走権が付与されています。
春のGⅠに挑むにあたり、重要なレースです。
過去のレースからも
- 内枠で差し馬が優位
- パワーとスタミナが必須
- 3〜6人気馬が入賞する
- 4歳馬が好戦
- 池添謙一騎手に注目
と言えるでしょう。
また、この記事の他に
金鯱賞の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。