競馬をやっている中で
誰もが聞いたことがあるのが
『休み明け』という言葉。
この休み明けとは
長期の休養を開けたことをさします。
私たちも連休を取った後すぐの仕事の日は
とても億劫で体もだるく感じますよね？
これは馬たちも同じで、
しかも私たちよりも休暇期間は長いので
レースの感覚を取り戻すのも
一苦労です。
その休暇期間の長さとレースの成績は
どれほど関係があるのでしょうか？
そこで今回は
競馬のレースの間隔とレース成績の関係性
について解説して行きたいと思います。
一般的にどれくらいの期間
休暇に出されるのか、
その期間は成績に関係してくるのか
ご紹介していきたいと思います。
競馬の休み明けの勝率はどのくらいなの？
大半の競走馬は半年に1回放牧に出され
休養期間を設けられます。
この休養期間中は厩舎からも離れる為
トレーニングは一切行われません。
そして王道のローテーションを組む馬だと
宝塚記念後の夏の期間と
有馬記念後の冬の期間の
2回休養を挟んでいることがほどんどです。
基本的に休み明けの馬たちは体重も増え、
身体が仕上がっていないケースが多く
本来の実力を出し切れない馬もいます。
その為、放牧に出していない馬に比べると
勝率は低く、約6％と言われています。
低っ！！
休まない方が勝てるんじゃないの？
しかし、馬たちも
トレーニングとレースを繰り返してる為、
ずっと放牧に出さないでいると
疲れが蓄積され、いつかは故障します。
そして勝率こそ低いですが、
休み明けの馬は人気も低くなる為、
単勝での回収率は
休み明け2戦目の馬よりも
良かったりするのです！
競馬の休み明け2戦目で勝利する馬もいる！
馬によっては
休み明け初戦から走れる馬と
休み明け2戦目から走れる馬もいます。
無敗の三冠馬ディープインパクトは
休み明け初戦であっても
その力を遺憾なく発揮していました。
そして2015年の二冠牝馬である
ミッキークィーンは、
休み明け初戦こそ勝ち切れないですが、
2戦目から抜群に動きが良くなっています。
休み明けに調教され、
初戦でレース間隔を取り戻しつつ、
2戦目で実力を発揮するという
パターンですね☆
競馬の休み明け期間とは？
休み明け期間の具体的な定義は
決まっていません。
ですが一般的に、
2〜3ヶ月の放牧期間を経てから
初めてレースに挑む馬のことを
『休み明け』と言います。
近年では短期放牧させたり、
トレセンに入厩したまま
レース間隔を開けることもありますが、
2ヶ月開くことはない為、
その時は休み明けとは言われないようです。
競馬のローテーションは中3～4週が一般的？
どんな馬であってもレースに出る上で
ある程度ローテーションは組んで臨みます。
そしてその中でも夏場などの
馬が弱るころには極力レースは控える
といった配慮がされているようです。
あまりレースを詰め込みすぎれば
馬は故障しやすくなり、
レースを入れなさすぎれば
感覚が鈍くなり、勝ちづらくなります。
その為、大概が中3週から4週を開けた
余裕を持ったローテーションが組まれます。
競馬で前走との間隔はどのくらいがいいの？
競馬でのレース間隔に特に規定はありません。
それこそ、馬主や調教師次第となる為、
馬の調子を上げるために
短期間の間でレースに出走させることもあれば、
調子が下がってきたことから
6週近く間を開けることもあります。
ですが、上項でもお話しした通り、
レースに出走させすぎれば
疲れが溜まり馬は故障しやすくなります。
そしてレースの感覚を開ければ
感覚が鈍くなり、勝ちづらくなります。
その為、多くの馬が前走から
3週間〜4週間明けてレース登録するようです。
競馬の連騰での記録！ラガービックワンの12連闘とは？
競馬史の中でこの馬以上に
連闘した馬はいないでしょう。
JRAで最多連闘記録に記録されているのが
ラガービックワンの12連闘です。
- 1994年デビュー
- 通算成績：45戦1勝
- JRA最多連闘記録(12連闘)
ラガービックワンは
1994年にデビューした競走馬です。
デビュー後から連闘を繰り返し、
ほぼ月3レースという
ハイペースなレースローテーションが
組まれていました。
16レースに出場した後、
1995年6月10日の4歳未勝利から
1995年8月27日の4歳未勝利までに
12連闘するなど話題となりました。
その後も中1週でレースに出るなどし、
デビューから12ヶ月半で
34レースに出走しています。
まとめ
いかがでしたか？
今回は
競馬のレースの間隔とレース成績の関係性
についてご紹介していきました。
休み明けに具体的な定義はありませんが
一般的に、2〜3ヶ月の放牧期間を経てから
初めてレースに挑むことを指します。
放牧中の馬はトレーニングをしてないため、
休み明けは身体が仕上がっておらず
初戦では勝てず、
2戦目から実力を発揮する馬もいます。
ですが、中には休み明け初戦から
実力を発揮できる馬もいることから、
過去のレース結果を見て
馬券に絡めるかを判断した方が良いでしょう。
また、今回は休み明けについて
紹介していきましたが、
そもそも放牧をする意味を知らないという人は
ぜひこちらの記事もご覧ください。
調子が下がってしまうなら
放牧しない方がいいのでは？
と思われがちですが、
放牧にはきちんとした意味があるため、
馬たちにとって必要なものでもあります。
そこも踏まえて
馬券予想をしてもらえたらと思います。
