暑い夏が終わり、
秋のGⅠに向けた前哨戦が幕を開けます。
3歳クラシック路線の三冠目である
『菊花賞』のトライアル戦の一つ、
『神戸新聞杯』もこの秋に行われます。
3着までに菊花賞の優先出走件が与えられ、
関西地区で唯一の
菊花賞トライアルである神戸新聞杯。
過去にどんな馬たち、血統、騎手が
制してきたか、
皆さんはご存知ですか?
結構神戸新聞杯を優勝した有名馬が
菊花賞を制してきています。
そこで今回は
『神戸新聞杯』について
ご紹介していきたいと思います。
コースの特徴や脚質など
レース予想にも役立つ情報も合わせて
解説していきたいと思います。
神戸新聞杯とは? 出走時間&賞金について紹介!
神戸新聞杯は1953年、
現3歳馬による重賞レースとして
『神戸盃』という名称で創設されました。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
元々は阪神競馬場の芝2000mで
ハンデキャップ戦として開催されていました。
今は芝2400mになって
負担重量も馬齢に変更になったんだ!
1995年から
菊花賞のトライアル競走になっていて
3着までに入賞した馬が優先出走権が
与えられます。
また、2000年には
同じ菊花賞トライアル競走であった
『京都新聞杯』が5月開催になったことで
関西唯一のトライアルとなりました。
過去にこのレースに勝った馬には
どんな馬がいるの?
過去の勝ち馬には以下の馬たちがいます。
- トウショウボーイ
- アグネステスコ
- ビワハヤヒデ
- マチカネフクキタル
- シンボリクリスエス
- ゼンノロブロイ
- キングカメハメハ
- ディープインパクト
- ドリームジャーニー
- オルフェーブル
- ゴールドシップ
- エピファネイア
- サトノダイヤモンド
- ワグネリアン など
クラシック路線で活躍した馬たちが
ここでも活躍していました。
また、神戸新聞杯に優勝した馬で
菊花賞を制している馬も多く、
有力馬が多数挑んでいることが
お分かりになると思います。
神戸新聞杯の日程はいつ? 出走時間も合わせて紹介
神戸新聞杯は
菊花賞の約1ヶ月前である
9月下旬に開催されます。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第66回 | 2018年9月23日 |
第65回 | 2017年9月24日 |
第64回 | 2016年9月25日 |
第63回 | 2015年9月27日 |
第62回 | 2014年9月28日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時35分に発走されました。
神戸新聞杯のコースの特徴は? 場所や距離も紹介
神戸新聞杯は創設当初より
阪神競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:兵庫県宝塚市駒の町1−1
- コース:右回り
創設した当初、芝2000mであった距離は
2007年の第55回から
2400mに変更されました。
神戸新聞杯で使われている
阪神競馬場、芝の2400mのコースは
外回りのコースとなっていて、
重賞では神戸新聞杯でしか
使用されていません。
スタートは観客席前のホームストレッチ側で
最後の第3コーナーより
下り坂を下った後に急な上り坂を上る
スタミナとパワーを要するコースです。
神戸新聞杯の優勝賞金はいくら?
神戸新聞杯はGⅡレースですが、
3歳限定のレースである為、
他のGⅡのステップアップレースに比べ
賞金が少し低いです。
1着:5400万円
2着:2200万円
3着:1400万円
4着:810万円
5着:540万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。
しかし、4歳以上であれば
どの馬でも出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。
神戸新聞杯のレコード・平均タイムを紹介
では神戸新聞杯の記録を
見ていきましょう!
神戸新聞杯は第57回(2009年)に
イコピコが記録した、
2:24.2がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第66回 | 2:25.6 |
第65回 | 2:24.6 |
第64回 | 2:25.7 |
第63回 | 2:26.7 |
第62回 | 2:24.4 |
平均すると2:25.4となっています。
神戸新聞杯の傾向は? 騎手や歴代のレースについてご紹介!
ここからは神戸新聞杯の傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
神戸新聞杯に強い血統・騎手などいるのか
調べて見ました☆
神戸新聞杯の傾向! 脚質や血統によって異なる?
神戸新聞杯で使われているコースは
重賞では神戸新聞杯でしか使われておらず、
観客席前のホームストレッチ側からスタートし、
最後の第3コーナーより
下り坂を下った後に
急な上り坂を上ってゴールするという
パワーを要するコースとなっています。
また、距離が2400mのため、
スタミナも必要となってきます。
神戸新聞杯が逃げ馬が有利なのはほんと?
過去、逃げ馬が
神戸新聞杯を優勝したこともありますが、
残念ながら神戸新聞杯で有利なのは
逃げ馬ではありません。
ではどの脚質が有利なのでしょうか?
それは『差し』です。
過去のレースから見ても
馬券に絡む着順のほとんどが差しです。
コースの特性や距離を見ると
差しが有利といえるでしょう。
神戸新聞杯に強い産駒とは? 血統も合わせて解説!
過去5年間のレース結果を見ると、
2014年を除き、必ず1頭は
ディープインパクトの産駒が入っています。
また、神戸新聞杯は
スタミナを要するレースなので、
ハーツクライやステイゴールド産駒も
良さそうですね☆
神戸新聞杯の得意な騎手は誰?
競馬は馬の力だけでは
勝敗は決まりません。
その馬たちに騎乗する騎手たちによっても
レース展開は大きく変わってきます。
では神戸新聞杯を得意とする騎手は
いるのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第66回) | 藤岡康太 | デムーロ | 松山弘平 |
2017年(第65回) | ルメール | デムーロ | 川田将雅 |
2016年(第64回) | ルメール | 和田竜二 | 四位洋文 |
2015年(第63回) | ルメール | 福永祐一 | 四位洋文 |
2014年(第62回) | 横山典弘 | 藤岡佑介 | 酒井学 |
過去5年のレースを振り返ると
ルメール騎手の勝率が高いようです。
1着3回と好成績です。
そのためルメール騎手が騎乗している馬には
チェックを入れたほうが良いでしょう。
神戸新聞杯で枠が有利なのは外枠? 内枠?
馬・騎手と見てきましたが、
枠順も予想するのに重要な要素と言えます。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第66回) | 3枠 | 2枠 | 6枠 |
2017年(第65回) | 5枠 | 4枠 | 2枠 |
2016年(第64回) | 8枠 | 8枠 | 7枠 |
2015年(第63回) | 4枠 | 3枠 | 5枠 |
2014年(第62回) | 5枠 | 6枠 | 1枠 |
こうして見ると、枠順に関係なく
入賞していますね。
神戸新聞杯は
差しの勝率が高いレースです。
うまくポジショニング出来れば
どの枠であっても
入賞できる率は高いということですね☆
神戸新聞杯は荒れるってほんと? 歴代のレースを検証!
競馬はギャンブルなので、
馬券を買って楽しんでいる人にとっては
荒れてくれた方が良かったりします。
その分予想するのは大変ですけどね(^^;)
そんな神戸新聞杯はどうなのでしょか?
過去5年の着順を人気別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第66回) | 2人気 | 3人気 | 6人気 |
2017年(第65回) | 1人気 | 2人気 | 3人気 |
2016年(第64回) | 1人気 | 6人気 | 4人気 |
2015年(第63回) | 3人気 | 1人気 | 7人気 |
2014年(第62回) | 1人気 | 8人気 | 9人気 |
過去5年のレース結果を見ると、
2018年のレースを除いた4レースで
1番人気の馬が必ず3着以内に入賞しています。
その他、2番人気3番人気の馬が
入賞している率が高いようです。
ごく稀に人気薄の馬が
入賞することもありますが
神戸新聞杯はそこまで大きくは
荒れないようですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は神戸新聞杯について解説していきました。
まとめるとこんな感じです。
- 菊花賞のトライアルレース
- JRA主催のGⅡで芝2400m、
開催は阪神競馬場 - スタミナ、底力が必要
- 差しが優位
- ディープインパクト産駒強め
- 1番人気はほぼ必ず入賞
- ルメール騎手の入賞率高め
ディープインパクト産駒だけでなく、
スタミナ型のハーツクライや
ステイゴールドの産駒も目が離せません。
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、この記事の他に
神戸新聞杯の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。