5月に開催される障害重賞レース
京都ハイジャンプ。
普段TVで中継されることはありませんが、
競馬場やウイングでレースを観戦する人には
馴染みのあるレースですね☆
1999年に創設され、
馬にも騎手にも難度の高いレースと
称されるこのレースで、
今までどんな馬たちが勝ってきたのでしょう。
今回は京都ハイジャンプについて
ご紹介していきたいと思います。
どのような血統の馬たちが勝ってきて、
このレースを得意とする騎手がいるのか
合わせて解説していきます。
今年のレース予想の参考にしてみてください。
京都ハイジャンプの日程は?出走時間も合わせてご紹介!
京都ハイジャンプは
1999年に設立された障害重賞競争です。
京都ハイジャンプは
京都競馬場で行われてて
3930mのレースなんだ!
他の障害レースと違って、
京都競馬場の障害コースには
バンケット障害があります。
これはコース上に
高さ0.8m、長さ15.9mの台に
飛び乗って、また飛び降りるというもので
このバンケット障害によって
バランスを崩す馬は多く、
馬や騎手にとって難度が高いレースです。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第20回 | 2018年5月12日 |
第19回 | 2017年5月27日 |
第18回 | 2016年5月28日 |
第17回 | 2015年5月30日 |
第16回 | 2014年5月31日 |
また、レース自体が8Rに行われるので
出走時刻は13時〜14時に行われます。
2018年度は13時50分に発走されました。
京都ハイジャンプの距離は?コース特徴も紹介!
京都ハイジャンプは
創設時から3930mで開催されています。
- 所在地:京都府京都市伏見区
葭島渡場島町32 - コース:右回り
京都ハイジャンプは
創設当時から京都で開催されています。
開催地である京都競馬場は
『菊花賞』や『天皇賞(春)』
『エリザベス女王杯』と同じ大舞台です。
障害コースのバックストレッチ側の
第2コーナー終わり付近からスタートし、
1周目は外周り、2周目は内回りの
コースを周ります。
京都ハイジャンプのレコード・平均タイムを紹介!
では京都ハイジャンプの記録を
見ていきましょう!
京都ハイジャンプは第14回(2012年)に
エムエスワールドが記録した、
4:21.6がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第20回 | 4:33.8 |
第19回 | 4:32.2 |
第18回 | 4:27.4 |
第17回 | 4:26.2 |
第16回 | 4:22.6 |
平均すると4:28.44となっています。
京都ハイジャンプの優勝賞金はいくら?
京都ハイジャンプはGⅡレースですが
平場のレースとは違い、賞金が少し低いです。
1着:4100万円
2着:1600万円
3着:1000万円
4着:620万円
5着:410万円
(2018年度開催)
同じGⅡでも、
平場の金鯱賞の優勝賞金は6200万円です。
障害重賞レースではGⅠの中山大障害でも
優勝賞金が6600万円なので
障害レースの中では
特別に低いわけではなさそうです。
京都ハイジャンプ傾向とは?騎手や歴代のレースに
ここからは京都ハイジャンプの傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
京都ハイジャンプに強い血統・騎手など
調べて見ました☆
京都ハイジャンプの傾向! 脚質や血統によって異なる?
京都ハイジャンプが開催されている
京都競馬場の3930mの
最大の特徴は2周目内回りにある
バンケット障害です。
バンケット障害はコース上に
高さ0.8m、長さ15.9mの台に
飛び乗って、また飛び降りるというものです。
京都競馬場の障害コースの中で
最大の難関と言われています。
このバンケット障害で
バランスを崩しやすいため、
馬も騎手も技量が問われます。
また、コーナーがきついのも特徴の一つです。
ではこのレースで
得意な血統や脚質はいるのでしょうか?
確認してみましょう!
京都ハイジャンプで有利なのはどの脚質?
京都競馬場は他の障害コースと違い
タスキコースがないため、
一度外に位置どりをした馬は
その後最後まで外を走ることとなります。
そのためもあってか、京都ハイジャンプは
阪神スプリングジャンプや
中山グランドジャンプとは違い
過去のレースから見ても先行が有利で
逃げ馬が入賞することが多いです。
京都ハイジャンプに強い血統ってある?産駒も合わせて解説!
歴代の優勝馬の血統を見ていくと
サンデーサイレンス系の産駒の
入賞率が高いようです。
また、母の血統に
ニジンスキー系が入っていることも多いです。
サンデーサイレンス系×ニジンスキー系は
過去にも活躍馬を出しており、
スピードとスタミナ、持久力を
兼ね備えた馬が多いようです。
京都ハイジャンプのように、
前線で位置どりをしつつ、
3930mという長距離を戦い抜くためには
必要な要素ですね☆
京都ハイジャンプに強い馬年齢は何歳馬?
京都ハイジャンプは
4歳以上の競走馬が出走できる
重賞レースです。
そのため、当然ながら出走馬の中には
4歳の馬もいれば7歳8歳の馬もいます。
では京都ハイジャンプに強い馬年齢は
何歳なのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第20回) | 5歳 | 8歳 | 9歳 |
2017年(第19回) | 6歳 | 8歳 | 5歳 |
2016年(第18回) | 6歳 | 7歳 | 9歳 |
2015年(第17回) | 10歳 | 11歳 | 6歳 |
2014年(第16回) | 9歳 | 6歳 | 7歳 |
このようにしてみると
6歳馬の入賞率が多いですね!
というのも、障害レースに出走している馬で
競走馬としてのデビューを障害から始める馬は
ほとんどいません。
3歳の秋まで未勝利戦に勝てなかったり、
もう一花咲かせようという馬が
転身してきます。
もともと出走している馬の年齢が高いので
入賞する馬も年齢が高いのです。
京都ハイジャンプが得意な騎手は?
競馬の勝敗は馬の能力だけでは決まりません。
その馬たちに騎乗する騎手たちによって
レース展開・勝敗は大きく変わってきます。
では京都ハイジャンプを得意とする騎手は
いるのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第20回) | 林満明 | 高田潤 | 中村将之 |
2017年(第19回) | 熊沢重文 | 中村将之 | 北沢伸也 |
2016年(第18回) | 高田潤 | 北沢伸也 | 石神深一 |
2015年(第17回) | 白浜雄造 | 北沢伸也 | 五十嵐雄祐 |
2014年(第16回) | 白浜雄造 | 西谷誠 | 難波剛健 |
過去5年のレースを振り返ると
北沢騎手が3度入賞、
白浜騎手と中村騎手が2度入賞しています。
この3人が出ているときは
要チェックですね☆
京都ハイジャンプで有利なのはどの枠?
馬・騎手と見てきましたが、
レース展開から予測するには
枠順も大切な判断材料となります。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第20回) | 3枠 | 5枠 | 1枠 |
2017年(第19回) | 7枠 | 7枠 | 4枠 |
2016年(第18回) | 2枠 | 7枠 | 5枠 |
2015年(第17回) | 8枠 | 5枠 | 7枠 |
2014年(第16回) | 7枠 | 6枠 | 3枠 |
枠だけを見ると
7枠の馬の入賞率が高めですね。
しかし、京都競馬場の障害レースは
コーナーがきつく、外枠になればなるほど、
大きく回るため距離損がとても大きいです。
そのため、外枠の馬で入賞できているのは
逃げ・先行馬がほとんどなのです、
京都ハイジャンプは荒れる?歴代レースを検証!
競馬を楽しむ人の中には
観戦専門という人もいますが、
馬券を買っている人がほとんどです。
となれば、当然
馬券が当たって欲しいと願いますし、
どうせ当たるなら
高配当であって欲しいと思いますよね。
そんな京都ハイジャンプは
どうなのでしょか?
過去5年の着順を人気別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第20回) | 2人気 | 1人気 | 4人気 |
2017年(第19回) | 1人気 | 6人気 | 3人気 |
2016年(第18回) | 1人気 | 3人気 | 5人気 |
2015年(第17回) | 3人気 | 6人気 | 2人気 |
2014年(第16回) | 6人気 | 3人気 | 8人気 |
京都ハイジャンプでは
1〜3番人気の馬が必ず入賞し、
7番人気以降の馬はほぼ入賞していませんね。
ということは
レース的にはあまり荒れないレースと
言えるでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は京都ハイジャンプについて
解説していきました。
まとめるとこんな感じです。
- JRA主催の障害重賞GⅡで芝3930m、
開催は京都競馬場 - スピードとスタミナ、持久力が必要
- 圧倒的に逃げ。先行が優勢
- 大きくは荒れない
- 北沢騎手・中村騎手・白浜騎手の
入賞率高め
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、京都ハイジャンプの
過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
⇒京都ハイジャンプの過去10年の成績!レース成績データまとめ
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。