競馬で観衆が大きくどよめくシーンと言えば
大穴が激走した時!
人気薄の馬が馬券圏内に突入すると
着順が確定し、払戻金が発表されると
歓声ともため息ともつかない声が
競馬場を包みます。
いつかは、大穴をゲット!
そのための参考にするために
今回は、過去の大レースの中から
大穴が激走した印象的なレースを
考察してみたいと思います。
大波乱になったレースに共通点は
あるのでしょうか?
観客がどよめく超高額配当レースを
一緒に見て行きましょう!
1.2015年ヴィクトリアマイル
近年の大レースで、大穴の激走と言えば、
2015年のヴィクトリアマイルでしょう。
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | 3 | 5 | ストレイトガール | 戸崎圭 | 5 |
2 | 4 | 7 | ケイアイエレガント | 吉田豊 | 12 |
3 | 8 | 18 | ミナレット | 江田照 | 18 |
超高速馬場で行われた、この年の
ヴィクトリアマイル。
ハイペースで逃げる最低人気のミナレットと
2番手で追走したケイアイエレガントが
3着と2着に入る典型的な前残り決着。
スプリントG1で1番人気押されたこともある
ストレイトガールが持ち前のスピードを
発揮して、初のG1制覇を達成しました。
レース映像は、こちら↓↓↓
1番人気の前年のオークス馬ヌーヴォレコルトが
ハイペースに苦戦したこと。
その他の上位人気馬が、
差し・追い込みタイプだったため
前残りに対応できなかったことが
穴馬の激走に繋がったと言えます。
2018年9月末の時点では、
3連単、3連複ともに重賞の最高配当額
となっています。
■2015年ヴィクトリアマイル払い戻し
単勝 | 05 | 1,410円 |
複勝 | 05 07 18 |
490円 1,020円 8,500円 |
枠連 | 03 – 04 | 4,510円 |
馬連 | 05 – 07 | 36,880円 |
ワイド | 05 – 07 05 – 18 07 – 18 |
5,410円 86,300円 86,580円 |
馬単 | 05 → 07 | 73,990円 |
三連複 | 05 – 07 – 18 | 2,860,480円 |
三連単 | 05 → 07 → 18 | 20,705,810円 |
2.2008年桜花賞
3歳馬だけが出走できるクラシック史上
トップクラスの大荒れとなったレースが
2008年の桜花賞。
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 騎手 | 人気 |
1 | 7 | 15 | レジネッタ | 小牧太 | 12 |
2 | 8 | 18 | エフティマイア | 蛯名正義 | 15 |
3 | 7 | 13 | ソーマジック | 後藤浩輝 | 5 |
人気の一角が出走取消となるなど、
レース前から不穏な空気が流れている中
1番人気と2番人気の追い込みが不発。
トライアルで出遅れた3着だったので
人気の盲点となっていたレジネッタと
重賞ウイナーながら5戦連続着外なうえ、
-10kgでの出走となったエフティマイアで決着。
2018年9月末の時点で、更新されていない
馬単、馬連ともにG1史上最高配当
となる大波乱となりました。
レースの動画はこちら↓↓↓
続くオークスでレジネッタは3着、
エフティマイアは2着に入っているので
決して力のない馬ではありませんでしたが
桜花賞の時点では、人気のない馬でした。
この年の3歳牝馬3冠は、なんと
3レースともに馬連が万馬券となる
非常に難しい世代でした。
■2008年桜花賞払い戻し
単勝 | 15 | 4,340円 |
複勝 | 15 18 13 |
1,120円 3,310円 430円 |
枠連 | 7 – 8 | 2,340円 |
馬連 | 15 – 18 | 196,630円 |
ワイド | 15 – 18 13 – 15 13 – 18 |
35,680円 5,880円 22,260円 |
馬単 | 15 → 18 | 334,440円 |
三連複 | 13 – 15 – 18 | 778,350円 |
三連単 | 15 → 18 → 13 | 7,002,920円 |
3.1989年エリザベス女王杯
またもや牝馬限定G1です。
当時は3歳牝馬路線の3冠目として
京都競馬場の芝2400mを舞台に行われていた
エリザベス女王杯で大穴が激走を見せました。
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 騎手 | 人 気 |
1 | 3 | 6 | サンドピアリス | 岸滋彦 | 20 |
2 | 7 | 17 | ヤマフリアル | 村本善之 | 10 |
3 | 4 | 8 | シンビクトリー | 角田晃一 | 14 |
これまで逃げて2勝を挙げていた
20頭立ての20番人気だったサンドピアリス。
このレースでは後方5番手付近から
進めると、末脚が爆発。
直線真ん中から一気に伸びて、
最低人気でのG1制覇を達成しました。
こちらが、その1989年の
エリザベス女王杯の動画です↓↓↓
桜花賞馬でオークス2着、
前哨戦を快勝していたシャダイカグラが
レース中に故障を発生したこともあり
10番人気以上の馬ばかりが
上位に突っ込む結果となりました。
2018年9月末までの時点で、
このレースが重賞での
単勝、複勝の最高配当となっています。
■1989年エリザベス女王杯払い戻し
単勝 | 6 | 43,060円 |
複勝 | 6 17 8 |
7,670円 720円 6,050円 |
枠連 | 3 – 7 | 8,460円 |
このレースはいくら情報を見直しても
的中させるのは難しいのではないでしょうか…
馬連、馬単、3連複、3連単が
もしあったとしたら、想像を絶する
金額が表示されていたでしょうね。
競馬の大穴の過去最高といえるレースは?
ここまでは、記憶に残りやすい
G1レースで起きた大穴の激走を
ご紹介しましたが
最後に、日本競馬史上、過去最高の
払い戻しが記録されたレースを
ご紹介します。
それは、
2012年8月4日
第2回新潟7日目に行われた
芝1400mの2歳新馬戦
このレースでは、牡馬の人気どころが
中団から進めるのを後目に、
飛ばしていった3頭の牝馬が
快走を見せました。
こちらが、そのレース動画です↓↓↓
着 順 |
枠 番 |
馬 番 |
馬名 | 騎手 | 着差 | 人 気 |
1 | 4 | 8 | ミナレット | 嘉藤貴行 | 14 | |
2 | 3 | 6 | ヘイハチピカチャン | 木幡初広 | クビ | 12 |
2 | 7 | 14 | ファイヤーヒース | 石神深一 | 同着 | 10 |
先ほどの2016年のヴィクトリアマイルで
激走を見せたミナレットのデビュー戦。
彼女は2度も超高額配当を演出していて、
大穴党の女神みたいな存在ですね。
2着が同着のため3連単は的中が
2通りにも関わらず、2018年9月末時点で
JRA史上最高配当額となる
超高額の払い戻しを記録しました。
(WIN5は除く)
このレースの払い戻しはこちら
単勝 | 8 | 12,190 |
複勝 | 8 6 14 |
3,910 1,590 1,180 |
枠連 | 3 – 4 4 – 7 |
9,600 10,960 |
馬連 | 6 – 8 8 – 14 |
78,810 99,120 |
ワイド | 6 – 8 8 – 14 6 – 14 |
37,230 36,940 9,490 |
馬単 | 8 → 6 8 → 14 |
207,350 252,850 |
三連複 | 6 – 8 – 14 | 955,760 |
三連単 | 8 → 6 → 14 8 → 14 → 6 |
29,832,950 14,916,520 |
夏は牝馬!
という格言を覚えておきたい
結果ですね。
まとめ
今回は、競馬の大穴が突っ込んだ
印象的なレースをご紹介しました。
荒れるレースについては、
こちらの記事をどうぞ!
⇒競馬の荒れるレースと言えば? 条件や理由はあるの?
大穴について詳しくは、
こちらの記事もご覧ください。
⇒競馬の大穴とは?倍率は何倍なの?確率がどれくらいか調べてみた
ご紹介したような超高額配当は
なかなか予想ではたどり着けないかも
しれません。
好きな数字や好きな馬を買い続けてみて
当たれば儲けもの!
ぐらいの軽い感覚で、夢の高配当を
狙ってみるのが良いのでは
ないでしょうか。