秋の京都G1シリーズの
フィナーレを飾る
マイルチャンピオンシップ。
日本のマイルシーンを彩る快速馬たちが
しのぎを削ってきました。
ニホンピロウイナー、オグリキャップ、
タイキシャトル、デュランダル、
ダイワメジャー、モーリスなど
日本を代表する名マイラーが
勝ち馬に名を連ねるレースが
マイルチャンピオンシップです。
晩秋の淀を疾風の如く駆け抜ける
スピードレースには、どんな傾向があるのか?
馬券的中のためのヒントを
探っていきましょう!
マイルチャンピオンシップの傾向! 脚質や血統によって異なる?
競馬場:京都競馬場
距離:芝1600m(外回り)
出走条件:3歳以上
というのがマイルチャンピオンシップの
施行条件。
1984年の第1回から11月20日頃の
京都競馬場で行われ続けている
晩秋の淀の名物レースです。
同じ条件で行われているこのレースには
有利な脚質や血統はあるのでしょうか?
レースは差し馬と先行馬どちらが有利?
過去10年のマイルチャンピオンシップの
勝ち馬の脚質を見てみましょう。
- 逃げ馬…1勝
- 先行馬(3角5番手前後)…3勝
- 差し馬(3角10番手前後)…4勝
- 追込馬(3角15番手前後)…2勝
と、万遍なく勝ち馬が出ています。
雨の影響が少ない時期で、
直線が長い外回りコースで行われるため
各馬が力を出しやすい環境だと
言えるでしょう。
脚質による有利不利は、あまりないので
展開をきちんと見極めたいレースです。
レースに強い血統は? 産駒も合わせて解説!
続いて、マイルチャンピオンシップに
強い血統を見て行きましょう。
ディープインパクト産駒が
ミッキーアイル、ダノンシャーク、
トーセンラーで3勝。
さらに2着2回、3着3回と
好成績を残しています。
過去10年では、フジキセキ
アドマイヤベガの産駒も勝利していて
父系サンデーサイレンスが
半数の勝利を挙げています。
軽めのサンデーサイレンス系が
好相性のレースと言えるでしょう。
また、サンデーが全く入っていない馬も
過去10年で3勝していますが
いずれも5年以上前の馬。
近年は、サンデーの血が必須と
言えるかもしれません。
レースに強い馬年齢は何歳?
3歳以上であれば出走できる
マイルチャンピオンシップ。
過去10年の年齢別の勝ち馬は
- 3歳…1勝
- 4歳…3勝
- 5歳…4勝
- 6歳…1勝
- 8歳…1勝
と出走頭数の違いもあるので、
精査は必要ですが、4歳馬、5歳馬が
有利な傾向があります。
マイルチャンピオンシップは
34回の歴史の中で
ニホンピロウイナー、ダイタクヘリオス
タイキシャトル、デュランダル
ダイワメジャーと5頭の連覇が出ています。
その他、過去5年で3頭の馬が
2年連続で馬券圏内に来ているレースなので、
高齢馬でも、レース実績がある馬は
注意しておきたいところです。
マイルチャンピオンシップは枠順に有利不利があるってホント?
過去10年のマイルチャンピオンシップの
3着以内の割合を枠番別に
見てみましょう。
- 1枠…1.1.1
- 2枠…1.1.3
- 3枠…2.0.1
- 4枠…1.4.0
- 5枠…0.1.0
- 6枠…1.1.0
- 7枠…1.1.5
- 8枠…3.1.1
という結果になりました。
1~4枠で5勝、6~8枠で5勝。
7枠8枠は出走頭数が多いですが、
内外の有利不利はあまり無さそうです。
脚質と同じく、枠番だけで取捨するのではなく
展開を予測して、買う馬を選択した方が
良いレースでしょう。
マイルチャンピオンシップは荒れる? 歴代のレースを検証!
マイルチャンピオンシップは、過去10年で
1番人気が1勝だけと、本命サイドでの
決着が少ないレースです。
- 2008年→10番人気が3着
- 2009年→14番人気が2着
- 2010年→13番人気が優勝
- 2011年→11番人気が2着
と一時期は、2桁人気の激走が目立ちました。
マイルチャンピオンシップに残る
大穴の激走は、このレースでしょう。
着順 | 枠番 | 馬番 | 馬名 | 人気 |
1 | 7 | 13 | トロットサンダー | 4 |
2 | 8 | 18 | メイショウテゾロ | 16 |
3 | 1 | 1 | ヒシアケボノ | 2 |
4番人気→16番人気の決着で、
馬連が104,390円という高配当に!
(当時は、3連馬券はありませんでした)
しかし、過去3年は2~4番人気の馬が
1着2着を占めているので、人気どころから
穴馬をフォローするぐらいが良いでしょう。
マイルチャンピオンシップの得意な騎手は誰?
マイルチャンピオンシップで好成績を
収めている騎手は誰でしょうか?
過去10年では岩田康誠騎手と
武豊騎手が2勝ずつを挙げています。
他では、横山典弘騎手と池添謙一騎手が
過去10年では1勝だけですが、
それ以前の2勝を挙げ、通算3勝しています。
勝ち切れてはいませんが、福永祐一騎手は
過去10年で4回馬券圏内に入っているので
この条件が得意な部類と言えるでしょう。
まとめ
秋のマイル王決定戦
マイルチャンピオンシップの
傾向を見てきました。
- ディープ産駒が強い
- 脚質の有利不利は少ない
- 枠順の有利不利も少ない
- 上位2頭は人気どころ、ヒモ荒れの可能性あり
- 武&岩田騎手が近年好成績
簡単にまとめると、こんな所でしょう。
モーリスの引退後、マイル路線には
確固たる存在が出てきていません。
しかし、このレースをきっかけに
歴史に残るマイル王が誕生することを
祈りながら発走を楽しみにしましょう!
以下の記事ではマイルチャンピオンシップの
過去10年分のレース結果をまとめています。
⇒マイルチャンピオンシップの過去の結果! 10年分のデータを紹介
過去レース動画も合わせて掲載していますので
レース予想にお役立て下さい。