春になりGⅠも開幕し始めた日本競馬。
4月から3歳クラシック路線が始まりますが、
距離特性の問題から
マイル王者への道筋をたどる馬も多くいます。
そんな3歳のマイル王を決める
『NHKマイルカップ』への
優先出走権が与えられるのが
『ニュージーランドトロフィー』です。
1983年から開催している
このレースですが、
過去どんな馬たちが勝ってきているのか、
NHKマイルカップで活躍した馬がいるのか
知らないという人も多いと思います。
そこで今回は
『ニュージーランドトロフィー』とは
どんなレースなのかについて
ご紹介していきたいと思います。
レースの傾向や歴代優勝馬の血統など
詳しく解説していきます!
ニュージーランドトロフィーの日程はいつ?発走時間もチェック
ニュージーランドトロフィーは
4月上旬にレースが行われます。
まずは2018年度のレースをご覧ください。
過去5レースでは以下の通りに
レースが開催されました。
第36回 | 2018年4月7日 |
第35回 | 2017年4月8日 |
第34回 | 2016年4月9日 |
第33回 | 2015年4月11日 |
第32回 | 2014年4月12日 |
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時45分に発走されました。
ニュージーランドトロフィーのコースの特徴!距離や場所も紹介
ニュージーランドトロフィーは
中山競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:千葉県船橋市古作1−1−1
- コース:右回り
レースは右回りの芝1600mです。
創設当初は東京競馬場で開催されており、
2000年より中山競馬場での開催となりました。
また、開催時期も創設時は5月でしたが、
1996年には4月下旬、
2000年には現在の4月上旬に変更されました。
ニュージーランドトロフィーの平均タイムは?レコードタイムも
ではニュージーランドトロフィーの
記録を見ていきましょう!
ニュージーランドトロフィーは
第20回(2002年)にタイキリオンが記録した、
1:32.1がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この他、
過去5レースのタイムは以下の通りです。
第36回 | 1:34.2 |
第35回 | 1:36.0 |
第34回 | 1:33.9 |
第33回 | 1:34.8 |
第32回 | 1:33.3 |
平均すると1:34.44となっています。
ニュージーランドトロフィーの優勝賞金はいくら?
ニュージーランドトロフィーは
GⅡレースですが、
3歳限定のレースである為、
他のGⅡのステップアップレースに比べ
賞金が少し低いです。
1着:5400万円
2着:2200万円
3着:1400万円
4着:810万円
5着:540万円
(2018年度開催)
同じステップアップレースである
金鯱賞は、優勝賞金は6200万円です。
しかし、4歳以上であれば
どの馬でも出走が可能なことから
少し金額が高くなっているようです。
ニュージーランドトロフィーの歴代レースや優勝馬・騎手の傾向とは
レース概要がわかったところで、
ここからは過去のレースを
振り返っていきましょう!
過去、このニュージーランドトロフィーで
優勝してきた馬たちには
こんな有名馬もいます。
- オグリキャップ
- ヒシアマゾン
- シーキングザパール
- エルコンドルパサー
残念ながら
ニュージーランドトロフィーの優勝馬で
GⅠの勝ち鞍をえた馬は少ないですが、
GⅠやGⅡレースで好走している馬は多く、
馬券に絡む傾向には有ります。
騎手の傾向については
次項で詳しくご紹介していきますね☆
ニュージーランドトロフィーの傾向! 脚質&血統はどう影響する?
ここからは
ニュージーランドトロフィーの傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースを振り返り、
ニュージーランドトロフィーに強い
血統・騎手、馬年齢など調べて見ました♪
ニュージーランドトロフィーで有利なのは逃げ馬?先行馬?
過去のレースを見ていくと
先行と差し馬の勝ち星が圧倒的に多く、
その中でも特に差し馬の方が好成績でした。
というのも、
ニュージーランドトロフィーが開催される
中山競馬場の1600mは
- 第2コーナーまでの距離が短い
- 外回りコースに入ってから
第4コーナーまで終始下り坂 - 最後の直線の半ばから
急勾配な上り坂
というコースであるために、
レース中盤まで力を温存し、
終盤で外側から一気にさせる馬が
好走する傾向にあるのです。
そのため、
差し馬の勝ち星が多い結果となったのです。
ニュージーランドトロフィーに強い血統・産駒を解説!
ニュージーランドトロフィーでは
最後の直線で急勾配な坂があるため、
スタミナとパワーを兼ね備えている血統が
好走しているようです。
特にスタミナ型の血統で
サンデーサイレンス系やロベルト系、
パワー系として
リファール系やミスタプロスペクター系が
好走していました。
この4つの血統は
毎年必ず3着以内に入賞するので
要チェックした方が良さそうです。
ニュージーランドトロフィーが得意な騎手は誰?
レースの勝敗が決まるのは
何も馬の実力だけでは有りません。
その日に騎乗した騎手たちによっても
レース展開や結果は変わっていきます。
ではニュージーランドトロフィーを
得意とする騎手はいるのでしょうか?
過去5年の着順は以下の通りです。
開催年度 | 1着騎手 | 2着騎手 | 3着騎手 |
2018年(第36回) | 松山弘平 | 戸崎圭太 | 大野拓弥 |
2017年(第35回) | 清水久詞 | 渡辺薫彦 | 池添学 |
2016年(第34回) | 丸山元気 | 江田照男 | 北村浩司 |
2015年(第33回) | 池添謙一 | 戸崎圭太 | 勝浦正樹 |
2014年(第32回) | 後藤浩輝 | 北村浩司 | 川島信二 |
過去5年のレースを振り返ると
戸崎騎手と北村騎手が2回入賞しています。
戸崎騎手が2着入賞2回、
北村騎手が2着と3着が1回ずつです。
そのため
戸崎騎手と北村騎手が騎乗している馬には
チェックを入れた方が良いでしょう。
ニュージーランドトロフィーの枠順! 内枠・外枠どちらが有利?
馬・騎手と見てきましたが、
枠によってもレース展開は変わっていきます。
過去5年の着順を枠別で見てみましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第36回) | 3枠 | 8枠 | 2枠 |
2017年(第35回) | 3枠 | 2枠 | 8枠 |
2016年(第34回) | 3枠 | 4枠 | 2枠 |
2015年(第33回) | 4枠 | 5枠 | 6枠 |
2014年(第32回) | 7枠 | 5枠 | 8枠 |
こうして見ると、
3枠と8枠が入賞していますね。
ニュージーランドトロフィーでは
差し馬が構想しやすいため、
位置どりが難しい内枠は少々不利になります。
ですが、2018年の優勝馬・カツジのように
馬群後方で位置どりをして
一気に差すという走り方であれば
少々内枠であっても勝率はあります。
そのため、
『内枠だから勝ち目がない』ではなく
枠番と脚質を合わせてみるようにした方が
良さそうです。
ニュージーランドトロフィーは荒れるって本当?波乱の歴代レースを検証
競馬で馬券を買う以上、
レースが荒れてくれる方が良いなぁ
というのが本音です。
まぁ、その分予想は大変ですけど…
ではニュージーランドトロフィーは
どうなのでしょう?
過去5年のレース結果を
人気別で見ていきましょう!
開催年度 | 1着 | 2着 | 3着 |
2018年(第36回) | 2人気 | 1人気 | 9人気 |
2017年(第35回) | 12人気 | 8人気 | 5人気 |
2016年(第34回) | 2人気 | 14人気 | 12人気 |
2015年(第33回) | 7人気 | 1人気 | 2人気 |
2014年(第32回) | 1人気 | 4人気 | 8人気 |
基本的には1番人気、2番人気が
3着入賞していることが多いですが、
稀に荒れることがあるようです。
2017年のレースでは三連単で496220円、
2016年のレースでは三連単で1051270円と
高額配当となりました。
馬券を買う上では
1、2番人気の馬を中心に
7番人気以降の馬の調子を見ながら
選ぶのが良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
今回はニュージーランドトロフィーについて
解説していきました。
まとめるとこんな感じです。
- NHKマイルカップのトライアル
- JRA主催のGⅡで芝1600m、
開催は中山競馬場 - スタミナ、パワーも必要
- 差しが優位
- 1番2番人気の入賞率は高めだが
稀に大荒れすることも
スタミナとパワーを兼ね備えている血統が
好走するため、
サンデーサイレンス系やロベルト系、
リファール系やミスタプロスペクター系は
要チェックですね♩
上記のことを踏まえながら
予想を立てて見るのも良いでしょう。
また、この記事の他に
ニュージーランドトロフィーの
過去10年のレース結果を
まとめている記事がありました。
⇒ニュージーランドトロフィーの過去10年の成績!レース結果一覧表【動画あり】
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。