競馬の魅力にどんどんハマっていくと
いつかは馬主に!
という気持ちも出てくるのでは
ないでしょうか?
とは言え、中央競馬の馬主資格を取るのは
至難の業。でも、一口馬主ならば
正規の馬主よりも気軽に馬主の気分を
味わうことができます。
今回は、そんな一口馬主の馬として
出走した馬の中から配当の良かった馬を
ランキングでご紹介します。
一言で“一口馬主”といっても
口数や、賞金に対する還元率、
月額の経費が違っていたりします。
この記事では、競走馬の募集金額に対する
獲得した本賞金の金額で計算した
回収率に基づいてランキングをご紹介します。
1.エスポワールシチー
2010年フェブラリーステークス
■エスポワールシチー(牡)2005年産
父:ゴールドアリュール
母:エミネントシチー(ブライアンズタイム)
クラブ:友駿ホースクラブ愛馬会
募集価格:1200万円
募集口数:500口
一口価格:2.4万円
一口当たりの賞金:204.6万円
回収率→8527%!
通算成績:40戦(17.10.3.10)
主な勝ち鞍:JCダート、フェブラリーSほか
G1(Jpn1)9勝
一口馬主の馬として最高の回収率を
記録したのはエスポワールシチーでした。
3歳から8歳までで40戦を走り
掲示板を外したのは5回だけ。
出走回数も多く、出資者にとっては
かなりの孝行馬だったと言えそうです。
2.ジェンティルドンナ
2012年ジャパンカップ
■ジェンティルドンナ(牝)2009年産
父:ディープインパクト
母:ドナブリーニ(Bertolini)
クラブ:サンデーサラブレッドクラブ
募集価格:3400万円
募集口数:40口
一口価格:85万円
一口当たりの賞金:4315.1万円
回収率→5077%!
通算成績:19戦(10.4.1.4)
主な勝ち鞍:牝馬3冠、ジャパンカップ2勝、
有馬記念、ドバイシーマクラシックほか
回収率では2位ですが、一口馬主の馬として
最多となる17億円以上の賞金を獲得。
さらに募集が40口でしたので、1口辺りの
還元金額としても最高金額を記録したのが
牝馬3冠馬ジェンティルドンナです。
ジェンティルドンナの成績について、
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
⇒ジェンティルドンナとは?産駒や血統・過去のレース動画を紹介!
3.ローレルゲレイロ
2009年高松宮記念
■ローレルゲレイロ(牡)2004年産
父:キングヘイロー
母:ビッグテンビー(テンビー)
クラブ:ローレルクラブ
募集価格:1000万円
募集口数:200口
一口価格:5万円
一口当たりの賞金:245.9万円
回収率→4917%!
通算成績:31戦(5.7.2.17)
主な勝ち鞍:高松宮記念、スプリンターズSほか
2009年の春秋スプリント王
ローレルゲレイロが3位にランクイン。
わずか1000万円の募集ながら、早くから活躍し
2歳G1やクラシックにも出走。
古馬になってからはスプリント路線で活躍し
海外遠征も行いました。
4.ヴァーミリアン
2007年ジャパンカップダート
■ヴァーミリアン(牡)2002年産
父:エルコンドルパサー
母:スカーレットレディ(サンデーサイレンス)
クラブ:サンデーサラブレッドクラブ
募集価格:2400万円
募集口数:40口
一口価格:60万円
一口当たりの賞金:2921.5万円
回収率→4869%!
通算成績:34戦(15.5.1.13)
主な勝ち鞍:JCダート、JBCクラシックほか
G1(Jpn1)9勝
スカーレット一族から生まれた
ダート王者ヴァーミリアンが4位です。
1位のエスポワールシチーと同じく、
中央、地方のダートで息の長い
活躍を見せました。
Jpn1・9勝は当時の新記録で
長らく破られない記録でした。
5.ドリームジャーニー
2009年有馬記念
■ドリームジャーニー(牡)2004年産
父:ステイゴールド
母:オリエンタルアート(メジロマックイーン)
クラブ:サンデーサラブレッドクラブ
募集価格:2000万円
募集口数:40口
一口価格:50万円
一口当たりの賞金:2119.9万円
回収率→4240%!
通算成績:31戦(9.3.5.14)
主な勝ち鞍:有馬記念、宝塚記念、朝日杯FSほか
第5位に入ったのは、2009年に
春秋グランプリ制覇を達成した
ドリームジャーニーです。
3冠馬である弟オルフェーヴルも同じく
一口馬主の馬でしたが、自身の活躍によって
募集価格が3倍でしたので、回収率では
兄の方が良い結果となりました。
一口馬主の馬の選び方! いい馬はどこでわかるの?
せっかく一口馬主になるなら
上で紹介した馬のように、
大活躍してもらいたいですよね?
そのための馬の選び方をご紹介
できれば、良いのですが
こればかりは答えがありません。。。
答えが無いから、牧場関係者も
馬主も厩舎関係者も夢を追いかけたく
なるのかもしれませんね。
仮に良い馬を見抜けたとしても、ケガなどの
アクシデントの可能性もありますし
精神的な問題で能力を発揮できない馬も
珍しくありません。
ですので、一口馬主の楽しみ方としては、
無理のない予算の範囲で、
顔が好み!
とか
お母さんを応援していた!!
みたいな形で始めるのが
良いのではないでしょうか。
選び方のポイントとしては
- 預託先がリーディング上位の厩舎
- 兄弟、親戚に活躍馬が多い
- 体重が450kg~500kgに成長しそうな馬
最初にチェックすべき所は
この辺りになります。
また芦毛の馬は、成長とともに
毛が白くなってきますが、始めから
白っぽい馬は、すでにある程度
成長している可能性があります。
芦毛の馬で、長く楽しみたい場合は、
募集の時点では、毛色の濃い馬が
良いかもしれません。
血統の良い馬はレースでの結果も期待できる?
良血なんて言葉が競馬にはありますが、
一口馬主でも血統の良い馬は、
高い金額で募集がかけられています。
父親が活躍馬を多く出していたり、
兄や姉が活躍していたりすると
その馬も成績を残す傾向はあります。
募集金額の高い低いは、そういった傾向に
合わせて設定されているので、
金額が高い良血馬は、期待がかかっている
子供だと判断できます。
安い馬を買うと回収率は良いの?
この記事の最初にランキングを
ご紹介しましたが、上位25位の中で
5000万円を超えている馬は
わずか1頭でした。
上を見るとG1を何勝もする馬がいますが
1勝を挙げるだけでも至難の業なのが
競馬の世界。
募集価格が5000万円の馬だと、
出世して重賞に勝利するぐらいでないと
トントンにはならないという現実があります。
ですので、価格が安い馬の方が、
回収率が良くなりやすいと言えます。
一口馬主の募集開始時期はいつなの?
一口馬主になりたいと思った場合
いつ頃から申し込めば良いのでしょうか?
クラブによりますが、概ね1歳の6月~9月に
募集がスタートします。
良血馬の場合は、1次募集のうちに応募し
抽選に当たるのを待たなければなりません。
募集スタートは、この時期ですが、
スタートして以降は、満口になって
いなければ、入厩するまで出資する
チャンスがあります。
気になる馬に余裕があるようなら
成長を見極めてから出資をすれば
リスクを減らせる可能性もあります。
まとめ
今回は、一口馬主の
配当ランキングTOP5をご紹介しました。
正確な配当は、出資した会員しかわからないので
募集金額と獲得賞金に基づいたランキング
でしたが、いかがだったでしょうか?
出資した場合には、出資金額にプラスして
月々の諸経費が必要となってきます。
一方で配当は、賞金だけでなく
出走手当などもプラスされる他、
種牡馬になった場合には、その売却価格も
含まれてきます。
夢を見ながら、レースを楽しむことができる
一口馬主の世界。
興味を持って、お小遣いに余裕がある方は、
ぜひクラブのカタログを取り寄せて
出資を検討してみてください。