一口馬主に興味を持つと、
まず気になるのが
一口馬主は儲かるのか?
という事ではないでしょうか。
これについては、馬券と一緒ですので
必ず儲かる方法は有りません。
しかし、どれくらい儲かる
可能性が有るのか?は気になる所。
今回の記事では、募集価格と獲得賞金から
見える回収率をベースに
成績の良いクラブをランキングで
ご紹介していきます。
どのクラブが、出資者に優しいのか
目安になると思いますので、
出資先を探している方は、
ぜひ、検討の材料にしてください。
一口馬主の回収率!100%を達成出来る馬が30%ってホント?
一口馬主となった以上は、
最低でもトントンぐらいには
したいものですよね?
その目安になる数字が回収率です。
募集価格に対して、その馬が
いくら賞金を獲得したのかを計算し
100%を超えたら、馬代はペイできた
という事になります。
一部では回収率100%を達成できる馬が
30%という話もあるようですが、
一口馬主で黒字になる割合は約13%
というデータも出回っているので、
もっと難しいと考えられます。
1頭につき出資できる上限が決まっている
1頭につき、どれだけ出資できるか
ということですが、クラブによって
制限が変わってきます。
これは金額ベースではなく、募集馬に対する
出資口数への制限のため
「いくらまで出資できる」という金額は
ありません。
クラブや募集口数によりますが、
400口や500口で募集している場合は
10口ぐらいまで1頭に出資が可能です。
3勝を挙げそうな馬を選ぶ
(アーモンドアイ号1歳11月の映像)
愛馬が、G1レースや重賞で
活躍してくれると回収率が、
ガンっとアップしますが、
そこまで出世できる馬は、僅か。
多くの馬が、条件戦に
出走し続けることになります。
そのため、丈夫で長く走ってくれる
馬を見極めることが、一口馬主で
回収率をアップさせるポイントとなります。
頻繁にレースに出てくれれば、
賞金や出走奨励金を稼いでくれるだけでなく
愛馬の様子をマメにチェックができるので
どんどん愛着も沸いてくるでしょう。
各クラスの1着賞金額は
- 新馬、未勝利…約500万円
- 500万円下…約1000万円
- 1000万下…約1500万円
- 1600万下…約1800万円
- オープン特別…約2400万円
となっていますので、3000万円の馬に
出資した場合は、3勝ぐらいすると
回収率が100%を超えてきます。
一口馬主の回収率ランキング! クラブTOP5をご紹介!
一口馬主で出資した場合のトントンのライン
回収率100%の目安がわかった所で、
マイナスにならない馬を多く出している
クラブをランキングでご紹介します。
各クラブの馬で回収率100%を超えている
馬の割合でランク付けしました。
(成績等は2018年8月5日時点のものです)
1.ノルマンディーオーナーズクラブ
■ノルマンディーオーナーズクラブ
控除前回収率 100%達成馬の割合 |
26.8% |
2018年出走頭数 | 72頭 |
2018年 獲得総賞金額 |
3億3,930万円 |
歴代最高回収率馬 | ブラゾンドゥリス 2183% |
主な現役馬 | プラチナムバレット |
募集価格の平均が1000万円前後、
入会金10,800円、月会費1,080円と
参加しやすい金額が特徴の
ノルマンディーオーナーズクラブがトップ。
勝率などは、良血揃いのクラブには
及ばないものの、賞金を取れる
レース選びが抜群なため、
元が取れやすいクラブ
という成績となっています。
2.シルクホースクラブ
出典:http://www.silkhorseclub.jp
■シルクホースクラブ
控除前回収率 100%達成馬の割合 |
24.5% |
2018年出走頭数 | 173頭 |
2018年 獲得総賞金額 |
15億4,542万円 |
歴代最高回収率馬 | シルクフェイマス 2370% |
主な現役馬 | アーモンドアイ |
年々、勝利数を増やし、怪物牝馬
アーモンドアイで注目を集める
シルクホースクラブが2位。
募集価格の高い馬も多くなっていますが
期待馬がきちんと結果を出している
という事を示しているデータでしょう。
成績、人気共に、急上昇中のクラブです。
3.サンデーサラブレッドクラブ
■サンデーサラブレッドクラブ
控除前回収率 100%達成馬の割合 |
24.5% |
2018年出走頭数 | 206頭 |
2018年 獲得総賞金額 |
20億2,522万円 |
歴代最高回収率馬 | ジェンティルドンナ 5055% |
主な現役馬 | アルアイン |
シルクと同じ割合で2位タイだったのが
日本一の馬主と言える、
サンデーサラブレッドクラブ。
募集金額が高い馬ばかりにも関わらず、
達成率でTop3に入っているということは
重賞ホースを多く出しているという事でしょう。
40口での募集なので、敷居が高いにも関わらず
人気のために、希望馬に出資することが
難しいと言われているクラブです。
4.キャロットクラブ
出典:http://turfdust.cocolog-nifty.com/blog/
■キャロットクラブ
控除前回収率 100%達成馬の割合 |
23.6% |
2018年出走頭数 | 192頭 |
2018年 獲得総賞金額 |
12億3,974万円 |
歴代最高回収率馬 | シーザリオ 1987% |
主な現役馬 | レイデオロ |
サンデーと1,2を争う活躍を見せている
キャロットクラブは4位。
こちらも募集価格の高い、良血馬ばかりの
クラブですが、安定した成績を
残していると言えます。
中央所属馬は、400口での募集ですが
すぐに満口になる人気っぷりです。
5.東京サラブレッドクラブ
出典:https://www.tokyo-tc.com/top.html
■東京サラブレッドクラブ
控除前回収率 100%達成馬の割合 |
21.7% |
2018年出走頭数 | 77頭 |
2018年 獲得総賞金額 |
5億7,879万円 |
歴代最高回収率馬 | レッドファルクス 2933% |
主な現役馬 | レッドファルクス |
レッドの冠名でお馴染みの
東京サラブレッドクラブが5位に入りました。
上位4クラブは、牧場系のクラブでしたが、
こちらは、バイヤー系と言われるクラブ。
仕入れている分、牧場系に比べて
募集馬の価格が高くなりがちとの
評判もある中、5頭に1頭以上割合で
回収率100%を超える馬を出しています。
まとめ
今回は、1口馬主のお金について
ご紹介してきました。
成績上位のクラブで20%~25%ほど。
という結果が見えました。
賞金額からクラブの手数料が引かれたり
月会費や毎月の経費があるので
実際に黒字になるのは、
もうちょっと少ない数になってきます。
この数字が、確率が
高いととるか、低いととるかは、
人それぞれになるでしょう。
大活躍した場合にも、クラブによっては
海外遠征を選択し、遠征費を会員で
負担する場合も出てきますので
一口馬主として出資する場合には
余裕のある金額からスタートすることが
オススメです。
[adesense3]