今回ご紹介するG1レースは高松宮記念。
国内で2つしかないスプリントG1の1つで
文字通りスプリンターが集結する
春の最速王決定戦です。
JRAのG1としては、1年の最初に
行われるのはフェブラリーステークスですが
高松宮記念から春のG1シリーズが開幕するので
春の競馬シーズンの到来を告げるレース
と言えます。
そんな高松宮記念が行われる場所や距離
発走時間といった基本的な情報を
ご紹介していきます。
距離が短いので、スピードが問われるのは
もちろんですが、実は、パワーも必要な
コースで行われています。
レースの予想に入る前の予備知識として
ぜひ、ご活用ください。
▼過去10年分のデータはこちら
高松宮記念の過去10年の結果や
レース動画&前走レースの結果なども
紹介していますのでご覧下さいね。
高松宮記念のレースについて紹介
1971年に高松宮杯という名前で
創設された高松宮記念。
84年のグレード制の導入に伴い
G2レースとなり、96年にG1に昇格し
現在の距離に定着。
98年に高松宮記念という現在の名称となり
2000年に施行時期が変更となり
今に至ります。
レースの日程! いつ行われるの?
創設当初は、初夏の中京の名物レースとして
中距離で実施されており、ハイセイコーや
トウショウボーイ、オグリキャップといった
伝説の名馬が勝ち馬に名を連ねています
2000年からは3月最終週の開催となり、
現在の競馬カレンダーでは
第2回中京6日目
が、高松宮記念が開催される日程で
大阪杯の前の週に行われます。
レースの出走時間! 何時から走るの?
高松宮記念の出走時間を見てみましょう。
過去10年はすべて、15時40分が
発走時刻となっています。
現在の中央競馬では、当日のメインに
なるレースは15時40分発走になることが
ほとんど。高松宮記念もその流れ通りの
時間に設定されているようです。
ただし、発走時刻は諸事情により
変更になる場合がありますので
出馬表に書かれている時間を
確認するようにしてください。
高松宮記念のレース場所の紹介
高松宮記念は、初めて中央4場
(東京・中山・京都・阪神)以外の
中京競馬場で行われることになった
G1レースです。
そんな高松宮記念が行われる
コースの特徴を探ってみましょう。
レースの距離は古馬短距離!
最初にも書きましたが、JRAで2つしかない
スプリントG1の1つが高松宮記念。
距離は、G1として最も短い芝1200mで競います。
日本競馬が誇るスピード自慢がの古馬が集う
電撃のスプリントG1です。
少しのミスでも命取りになる短距離戦なので
見ている側も息をする暇がないぐらい
独特の緊張感があるレースです。
コースの特徴は第4コーナーを過ぎるまで高低差3.5mを一気に下る
高松宮記念が行われる
中京競馬場の芝1200mコースの
特徴を見てみましょう。
向こう正面の半ばからスタートし、
100mほど登りを走ってからは、
残り300mの手前まで、緩やかに下ります。
そこから、高低差3.5m、勾配2.0%という
中山競馬場に次ぐ急な坂を登り
ゴールを迎えるというコース。
3コーナーから4コーナーにかけて
下りながら周ることと、キレイな円でなく
内側のカーブが急なため、外差しが
効きやすいという特徴を持っています。
また、ゴール前にも急な坂があるため
単調なスピードだけでは、
押し切ることが難しいコースです。
レースのレコード・平均タイムを紹介
そんな中京競馬場・芝1200mで行われる
高松宮記念の時計面をチェックしましょう。
レコードは2016年にビッグアーサーが
記録した1分6秒7。
■2016年高松宮記念
この年の中京競馬場が類を見ない
高速馬場だったための記録で
この年以外に1分7秒を切った年は
ありません。
過去10年の高松宮記念を見ると
季節柄、雨の影響を受けやすく
不良馬場が1回、稍重が2回。
良の年でも、前日まで
雨が降っていた年もあり
高速決着になりづらい傾向があります。
1分8秒台での決着が6度なので
パワーがある短距離馬向きのコースと
言えるでしょう。
下の記事では高松宮記念の
レース傾向を解説していますので
こちらも一緒にごらんくださいね。
高松宮記念の優勝賞金はいくら?
最後に高松宮記念の賞金を
ご紹介します。2018年の賞金は、
1着 1億1000万円
2着 4400万円
3着 2800万円
4着 1700万円
5着 1100万円
となっています。JRA所属馬の出走順位は、
通算収得賞金+過去1年間の収得賞金
+過去2年間のGI(JpnI)競走の収得賞金
で決まりますが、上位に入っていなくても
- 阪急杯
- オーシャンステークス
で1着となった馬には、優先出走権が
与えられます。
また、この2つのレースで2着以内に入った
地方競馬所属馬にも高松宮記念の
優先出走権が与えられることに
なっています。
まとめ
春のG1シリーズの幕開けを告げる
高松宮記念の基本的な情報を
ご紹介しました。
当初は、夏の中距離重賞として、
天皇賞・秋を目指す馬たちの
夏休み前の一戦として定着。
20年ほど前に、スプリントG1として
リニューアルし、春の訪れを告げる
短距離G1として認知されてきました。
伝統を受け継いで、春の短距離王になるのは
どの馬なのか?
中京競馬場を舞台に行われる
スピード自慢の馬たちの戦いに
注目してみてください。
下の記事では高松宮記念のレース傾向や
得意な騎手について解説しています。
また高松宮記念の過去10年の
レース結果についてもまとめてみました。
レース予想の参考にお役立てくださいね。