武豊と言えばたくさんの名馬と
コンビを組んできましたよね。
有名なとこでいえば、ディープインパクトや
スペシャルウィーク、サイレンススズカ、
エアグルーヴなど。
その名馬たちの中でデビュー前に
武豊がほれ込んで自ら志願した馬を
知っているでしょうか?
その馬の名はダンスインザダークといいます。
名牝ダンシングキイの一族で
その実力はデビュー前から評判でした。
今回はそのダンスインザダークに
ついて話していこうと思います。
ダンスインザダークの成績/戦績は?
まずダンスインザダークの成績/戦績
から見ていきたいと思います!
生涯成績:8戦5勝
主な勝ち鞍:菊花賞
1995年の阪神競馬場デビューを迎えます。
ここで見事に勝利を飾ります。
そして2戦目はラジオたんぱ杯、
そこでは2人気に支持されますが、
3着に終わります。
あけて1996年、きさらぎ賞から始動します。
ロイヤルタッチとの競り合いで
負けて2着になります、しかし弥生賞では
見事に雪辱を果たして勝利、皐月賞へ調整を
進めますが熱発が判明して回避します。
そしてダービーステップレースの
プリンシパルステークスを使い見事に1着。
ダービーでは皐月賞馬イシノサンデーなどを
抑えて1人気になります。
しかしフサイチコンコルドに首差
負けて2着に敗れてしまいます。
秋は京都新聞杯から始動、見事に1着となり、
菊花賞では堂々1人気。
見事に人気に応えて初G1勝利となりました。
しかしそのあと屈腱炎を
発症していることが判明。
そのまま引退が決定しました。
ダンスインザダークの獲得賞金は?
わずか8戦のダンスインザダークの
獲得賞金を見ていきます。
獲得賞金:3億7955万1000円
わずか8戦ということを考えると
獲得賞金は多いほうだと思います。
成長が遅く本格化せず、また皐月賞の回避や
屈腱炎などがなかったらこの獲得賞金を
どこまで伸ばしていたかすごく楽しみでした。
ダンスインザダーク・伝説のレース動画を紹介!
ではダンスインザダークが走ったレースの中で
3つのレース動画をピックアップして
紹介していきたいと思います。
1.弥生賞
まず一つ目にダンスインザダークの
初重賞制覇となりました弥生賞です。
人気はイシノサンデーが1.9倍の1人気、
ダンスインザダークが2.1倍の2人気で
このサンデーサイレンス産駒の対決と
みられていました。
イシノサンデーは4番手から大して
ダンスインザダークは10番手付近から
レースを進めます。
3角からダンスインザダークは徐々に進出を
始めてイシノサンデーの後ろにつけます。
そして4角ではダンスインザダークが
先頭に立ちます。
内から懸命にイシノサンデーが抵抗しますが
最後はダンスインザダークが
1馬身ちぎって見事に勝利しました。
2.菊花賞
2つ目にはダンスインザダークの
最初で最後のG1勝利となった菊花賞です。
人気は2.6倍でダンスインザダークが1人気、
そしてフサイチコンコルドが5.0倍で2人気
となります。
ダンスインザダークはかなり
後ろからのレースになります。
フサイチコンコルドよりもさらに
後ろからのレースです。
4角では内で包まれてまだまだ後方、
さすがに厳しいかとみられましたが
猛然と内から馬群を割って
ダンスインザダークがものすごい脚で
勝利を飾りました。
鞍上の武豊はその喜びを爆破させました。
3.ダービー
最後はダンスインザダークが皐月賞の無念を
晴らすために出たダービーです。
人気は2.3倍でダンスインザダークが1人気、
そして2人気にはロイヤルタッチ、
3人気にはイシノサンデーが続きます。
ダンスインザダークは
2番手でレースを進めます。
4角を回ってダンスインザダークが
早めに先頭に立ちます。
勝つかと思われました。
しかし外から1頭だけ追い込んできます。
それがフサイチコンコルドです。
最後はわずかにフサイチコンコルドに
差されてしまい2着と敗れてしまいます。
ダンスインザダークの血統は?
ダンスインザダークの父母、
血統を見ていきたいと思います。
父:サンデーサイレンス
母:ダンシングキイ
父のサンデーサイレンスは
言わずもがなの名種牡馬です。
あのディープインパクトやハーツクライなど
様々な大物産駒を出してきました。
母のダンシングキイはアメリカで生まれた馬で
現役生活は不出走で日本へと輸入されました。
その後は本当に多くの名馬を出してきました。
主な産駒
- エアダブリン(父トニービン)
青葉賞、ステイヤーズステークス - ダンスパートナー(父サンデーサイレンス)
オークス、エリザベス女王杯 - ダンスインザダーク
- ダンスインザムード(父サンデーサイレンス)
桜花賞、ヴィクトリアマイル
ダンスインザダークの性格って?
ダンスインザダークの性格を
見ていきたいと思います。
ダンスインザダークはサンデーサイレンス産駒
には珍しく気性が温和であまり勝負事を
好まないような性格でした。
それゆえ並ばれておい比べとなったときは
少し弱く、最初のほうはそれが原因で
接戦を落としていました。
ダンスインザダークの脚質は?
ダンスインザダークの脚質について
見ていきたいと思います。
ダンスインザダークはだいたい、
前から2番手から10番手付近の間で
レースを進める馬でした。
馬の性格的にも素直だったので
特にレース中に折り合いに苦労すると
いうこともありませんでした。
したがってレースに合わせて
ポジショニングは自在に変えていました。
ダンスインザダークの騎乗騎手は誰?
ダンスインザダークの
騎乗騎手についてみていきます。
ダンスインザダークにはデビューから
最後まで一貫して武豊が乗り続けました。
デビュー前の調教で乗ってそのあと
主戦に立候補したということもあって
思い入れは強かったのでしょう
ダンスインザダークの馬主は?
ダンスインザダークの馬主さんに
ついて見ていきたいと思います。
ダンスインザダークの馬主さんは
社台レースホースでたくさんの
名馬を所有してきました。
代表者は吉田一族の吉田哲哉さんです。
主な所有馬
- ゴールドアリュール
東京大賞典、フェブラリーステークス - サッカーボーイ
阪神3歳ステークス、マイルチャンピオンシップ - ザッツザプレンティ
菊花賞 - ジュニュイン
皐月賞、マイルチャンピオンシップ - ダンスインザムード
桜花賞、ヴィクトリアマイル - ネオユニヴァース
皐月賞、ダービー - ソウルスターリング
阪神ジュベナイルフィリーズ、オークス
ダンスインザダークの産駒は?
ダンスインザダークの産駒は
活躍しているのでしょうか。
ダンスインザダークの子供たちに
ついてみていきたいと思います。
ダンスインザダークは
引退後社台スタリオンステーションで
種牡馬生活を送っています。
代表的な子はデルタブルースや
ザッツザプレンティなどがいて、
2004年の種牡馬リーディングは
2位となっています。
しかし、ダンスインザダークの後
継種牡馬で有力な馬だ出せていないのが
現状です、2017年に種牡馬を引退しています。
主な産駒
- ツルマルボーイ
安田記念 - ザッツザプレンティ
菊花賞 - デルタブルース
菊花賞、メルボルンカップ - スリーロールス
菊花賞
ダンスインザダークが最強といわれるのは?
ダンスインザダークは現役生活を送っていたら
最強馬になっていたといいます。
その理由としては調教師の橋口調教師が
こんなことを言っています。
「無事だったら、
日本の競馬を撫でまわしていた。間違いない」
といいきっています。
管理した中で別格だったといいます。
橋口調教師はあまりこういうことを
言うタイプではないため余計に驚きます。
たしかにダンスインザダークはまだ
本格化していない状態で菊花賞を
勝っていたと思います。
未完成の状態であのパフォーマンス。
無事だったら本当に
最強馬候補になっていたでしょう。
まとめ
今回はダンスインザダークに
ついて話してきました。
武豊がほれ込んで菊花賞を
勝つまで成長しました。
しかしその本格化前に現役生活を終えました。
もしあのまま故障せずに現役生活を
送っていたらと想像するとワクワクします。
ダンスインザダークの産駒は恵まれず
途絶えることが確実視されますが
その活躍は私たちの記憶の中には
しっかりと残ります。
あの菊花賞の伝説の脚は忘れることはないでしょう。