現在では日本はパート1という
競馬先進国入りをしたので
国際G1の格を持つレースが
多く存在しています。
しかし、25年ほど前には
国際G1として、世界から
評価を受けていたのは
ジャパンカップだけでした。
日本競馬が世界と争える力を蓄えていくのに
大きな役割を果たしたジャパンカップ。
世界に追いつけ追い越せで来た
近代日本競馬の歴史が詰まっている
と言っても過言ではないでしょう。
そんなジャパンカップが行われる場所や
賞金などの基本情報について
今回はご紹介していきます。
▼過去10年分のデータはこちら
ジャパンカップの結果と共にレース動画も紹介
していますのでご覧下さいね。
ジャパンカップのレースについて紹介
「世界に通用する強い馬づくり」
を掲げて、外国馬と対戦する機会を設けようと
1981年に国際招待レースとして創設された
レースがジャパンカップです。
最初の10年は一流とは言えない
外国馬に歯が立たないこともあり
日本馬2勝、外国馬8勝という結果に。
1992年に国際G1に格付けされると
徐々にホームのアドバンテージを
活かせるようになり、五分の成績という
時代がやってきます。
そして、最近では12年連続で
日本馬が優勝し、優勝馬から
海外G1馬が誕生するなど、
当初の目標を果たすレースとなっています。
レースの日程! いつ行われるの?
ジャパンカップがいつ行われているか
ご存じでしょうか?
毎年11月の最終週の日曜日に
実施されています。
競馬界の日程で言うと
基本的には
第5回東京8日目
が、ジャパンカップの開催日となっています。
改修などで変更がない限りは
このレースが東京競馬場で行われる
1年で最後のG1レースとなります。
レースの発走時間! 何時から走るの?
ジャパンカップの発走時間は
何時なんでしょうか?
最近のG1レースは基本的に
15時40分が発走予定時刻となっていて
ジャパンカップも同じ傾向が見られます。
しかし、ジャパンカップでは過去10年で
15時55分、15時20分がスタート時間
という年もありました。
この辺りは、様々の状況によって
変動する可能性がありますので
出馬表に書かれている時間を
確認するようにしてください。
ジャパンカップのレース場所の紹介
続いては、ジャパンカップが行われる
場所やコースの特徴を見て行きましょう。
1981年の創設以来、2002年を除いて
東京競馬場の芝コースで実施されています。
G1が常設されている競馬場としては
最も大きく、直線も長いため
展開や枠による影響が少なく
力を発揮しやすいコースと言えます。
ジャパンカップの傾向や
過去の歴代レースを紹介していますので
こちらも合わせてご覧ください!
y? ジャパンカップは根幹距離の頂点!
そんな東京競馬場で行われるジャパンカップは
芝2400mのレース。
日本ダービーやオークスだけでなく、
本家イギリスのダービーやオークス、
凱旋門賞やドバイシーマクラシックなどがあり
芝2400mは中長距離で最重要視されています。
1200m、1600m、2000mと多く施行されている
距離を根幹距離と言いますが
先ほどご紹介したように根幹距離の中でも、
権威の高いレースが多いのが芝2400mです。
最後の直線が長いのがコースの特徴!
ジャパンカップが行われる東京の
芝2400mコースの特徴をご紹介します。
スタンド前からスタートし、
コーナーを4回周るシンプルなコース。
1コーナーまでが350mあることと
コーナーが4回と少ないので、
外枠の不利があまりありません。
また、最後の直線が525mと
G1が行われるコースとしては最長。
末脚自慢の馬が、しっかりと力を
出せるだけの距離があります。
その直線は、緩やかな上り坂になっているので
最後の最後で底力が問われる
そんなコースです。
レースのレコード・平均タイムを紹介
ジャパンカップの時計面を見てみましょう。
レコードは2005年にイギリスの
アルカセットが出した2分22秒1。
■2005年ジャパンカップ
2分22秒台は、この年を含めて
3度しか出ておらず、ここまでの
高速決着になることは少ないレースです。
(外国馬が優勝したのはこの年が最後)
過去10年で雨の影響なく行われた年を
平均すると2分23秒台後半が勝ちタイム。
(超スローペースの2013年を除く)
良馬場の場合は、2分24秒を切れる
裏付けのある馬を狙いたいところでしょう。
ジャパンカップの優勝賞金はいくら?
ジャパンカップの賞金は
1着 3億円
2着 1億2000万円
3着 7500万円
4着 4500万円
5着 3000万円
有馬記念と並んで、国内で行われる
レースの中で最も賞金額が高いレースです。
また、天皇賞・秋、ジャパンカップ、
有馬記念を同一年に制した馬には、
内国産2億円、外国産1億円の
褒賞金が贈られることになっているほか
ジャパン・オータムインターナショナル
対象レースとなっているので
その年の指定外国競走に勝った
海外馬へは賞金とは別に
1着 200万ドル
2着 40万ドル
3着 25万ドル
の褒賞金が贈られます。
ちなみに指定外国競走は
凱旋門賞やキングジョージ、BCターフ
英・仏・愛のダービーなど
世界の中長距離の主要レースです。
まとめ
今回は、クラシックディスタンスの
チャンピオンを決める戦い
ジャパンカップの概要を
ご紹介しました。
今でこそ、日本馬が当たり前のように
勝利するレースになりましたが、創設当初は
いつになったら勝てるのか
と思われていたジャパンカップ。
- 日本馬が強くなった
- 日本独特の高速馬場
- 香港ミーティングと日程が近い
などの理由から、近年は
欧米の有力馬の参戦が少ないですが、
東京芝2400mは、本当に強い馬しか
勝てない、誤魔化しがきかない舞台。
真の王者を決める戦いにご注目ください!
下の記事では、ジャパンカップ傾向に
ついてご紹介していますので、
こちらも合わせてご覧ください。
またジャパンカップの過去10年分の
レース結果もまとめています。
過去レース動画も紹介していますので
こちらも予想の参考にご覧下さいね。