1936年に創設され、
国内外の第レースを目指す実力馬たちが
ぶつかり合う『中山記念』。
サイレンスズカやヴィクトワールピサ、
ドゥラメンテなどが優勝し、
ここからドバイや安田記念へと
駒を進めています。
2017年からはGⅠ大阪杯への
優先出走権が付与されるようになりました。
春のGⅠを狙っていく上で重要なレースですが、
実際どんなレースかは知らないという人も
多いではないでしょうか?
そこで今回は『中山記念』について
ご紹介していきたいと思います。
中山記念がどういうレースなのか
歴代のレースからその傾向なども
解説していきたいと思います。
中山記念の出走時間&賞金について紹介!
中山記念は1936年に創設され、
創設当初は春と秋の年2回、
芝3200mのレースでした。
その後度重なる変更を経て
現在の日程、レース距離となりました。
2017年からは中山記念優勝馬には
GⅠ・大阪杯への優先出走権が
与えられています。
中山記念の日程はいつ? 出走時間も合わせて紹介
現在の中山記念は
2月下旬から3月上旬にかけての週の
日曜に開催されています。
過去10回大会では以下の通りに
レースが開催されました。
第92回 | 2018年2月25日 |
第91回 | 2017年2月26日 |
第90回 | 2016年2月28日 |
第89回 | 2015年3月1日 |
第88回 | 2014年3月2日 |
第87回 | 2013年2月24日 |
第86回 | 2012年2月26日 |
第85回 | 2011年2月27日 |
第84回 | 2010年2月28日 |
第83回 | 2009年3月1日 |
そこから考えると2019年度は
2月24日に開催されると思われます。
また、レース自体が11Rに行われるので
出走時刻は15時〜16時に行われます。
2018年度は15時45分に発走されました。
中山記念の場所&距離は? コースの特徴も紹介
中山記念はその名の通り
中山競馬場にてレースが行われます。
- 所在地:千葉県船橋市古作1−1−1
- コース:右回り
コース自体が右回りなので、
レースも当然右回りのレースとなっていて、
距離は1800mです。
レース創設当初から
中山競馬場にて開催されており、
レース距離は3200mでした。
あれ?
レースって1800mじゃなかったの?
中山記念は度重なる
距離変更を行って
今のレース距離になったのよ。
レースが創設されてから、
1938年〜3400m、
1949年〜3200m、
1951年〜2600m、
1952年〜2400m、
とレース距離が変更されていきました。
1957年に1800mへと変更し、
以後この施行距離が定着しています。
中山記念の優勝賞金は6200万円!
中山記念はGⅡレースであるため、
優勝賞金も他のレースに比べると
少々お高めです。
1着:6200万円
2着:2500万円
3着:1600万円
4着:930万円
5着:620万円
(2018年度開催)
同じ大阪杯への優先出走権がある
金鯱賞でも、優勝賞金は6200万円です。
しかし、その他のGⅡレースでは
優勝賞金が5400万円だったりしますので、
同じグレードのレースでも
金額は異なってきます。
中山記念のレコード&平均タイムをご紹介
では中山記念の記録を見ていきましょう!
中山記念は第78回(2004年)に
サクラプレジデントが記録した、
1:44.9がレースレコードとなっています。
その時のレースはこちら!
この記録は2018年現在も破られていません。
過去10レースのタイムは以下の通りです。
第92回 | 1:47.6 |
第91回 | 1:47.6 |
第90回 | 1:45.9 |
第89回 | 1:50.3 |
第88回 | 1:49.8 |
第87回 | 1:47.3 |
第86回 | 1:47.3 |
第85回 | 1:46.0 |
第84回 | 1:51.7 |
第83回 | 1:49.2 |
平均すると1:48.27となっています。
中山記念の傾向は? 騎手&歴代のレースを紹介!
ここからは中山記念の傾向を
ご紹介していきたいと思います。
過去のレースから、
どんな馬が勝ちやすいのか、
中山記念に強い血統・機種など
調べて見ました☆
中山記念の傾向! 脚質や血統について解説!
中山記念はスタンド前の直線半ばから
スタートを切ります。
最初のコーナーまでの距離が短く、
また、スタートしてすぐに急坂を上るため
すんなりと前にポジショニングできる馬が
優位とされています。
そのため、逃げや先行を
得意とする馬が好成績を残しています。
ではさらに深くまで追求してみましょう。
中山記念は逃げ馬・先行馬のどちらが有利?
中山記念は逃げ・先行を得意とする馬が
好成績を残しています。
その中でも勝率が高いのが
逃げを得意とする馬のようです。
いかに前方で位置付けし、
逃げ切れるかが鍵ということですね!
中山記念に強い血統は? 産駒も合わせて解説!
過去10年で中山記念に優勝している血統は
以下の通りです。
- サンデーサイレンス系:6頭
- ミスタープロスペクター系:2頭
- ノーザンダンサー系:1頭
- ゼダーン系:1頭
やはりサンデーサイレンス系が
多いですね(汗)
ですがそのサンデーサイレンス系でも
- ステイゴールド産駒が2頭
(ウィンブライト、ナカヤマナイト) - ネオユニバース産駒が2頭
(ネオリアリズム、ヴィクトワールピサ) - ハーツクライ産駒が2頭
(ヌーヴォレコルト、ジャスタウェイ)
と、特に目立って得意としている種牡馬は
いませんでした。
中山記念に強い馬年齢は何歳なの?
中山記念は4歳以上の競走馬が
出走できるレースなので、
勝ち馬も4歳〜7歳まで幅広く出ています。
その中でもとっくに成績を残しているのは
4歳馬のようです。
大半の馬が仕上がってきている年齢なので
勝ちが多いのも、うなづけます。
中山記念の得意な騎手って誰なの?
過去10レースを振り返ると
中山記念に優勝している騎手は
以下の人たちでした。
- M.デムーロ:3回
- 横山典弘:2回
- 蛯名正義:1回
- 柴田善臣:1回
- 江田照男:1回
- 岩田康誠:1回
- 松岡正海:1回
過去10年だけを見ると
M.デムーロ騎手の優勝回数が多いですが、
第70回までのレースに遡ると、
横山典弘騎手の優勝回数が4回と
1番多く優勝しています。
と考えるとM.デムーロ騎手や
横山典弘騎手が比較的
得意なのではないかと思われます。
中山記念は枠で有利なのは外枠? 内枠?
中山記念では内寄りの1〜3枠の
競走馬たちの方が成績が良いようです。
上記でもお話しした通り、中山記念では
第1コーナーまでの距離が短いため、
外枠の馬たちはポジショニングが
難しいとされています。
そのため、外枠は苦戦するようで、
過去のレースを見ても、
1枠2枠の勝率がダントツに高いです。
中山記念は荒れるってホント? 歴代のレースを検証!
過去10年、中山記念では
1番人気の馬が優勝できたのは
第90回のドゥラメンテのみで
そのほかは3番人気以内の
人気馬が優勝しています。
しかし、複勝が絡む2着3着には
2〜4番人気が入ることが多く、
1番人気が入れることの方が少ないようです。
とても荒れるというほど
荒れるわけではなさそうですね。
まとめ
いかがでしたか?
今回は中山記念について
ご紹介していきました。
中山記念はその名の通り、
中山競馬場で開催されるGⅡレースで
GⅠ・大阪杯の優先出走権が付与され、
春のGⅠに挑むにあたり、
重要なレースとなっています。
過去のレースからも
- 内枠の逃げ・先行馬が優位
- 比較的人気馬が入賞する
- 4歳馬が好戦
- M.デムーロ騎手に注目
と言えるでしょう。
また、この記事の他に
中山記念の過去10年のレース結果を
まとめている記事がありますので
合わせてご紹介します。
ぜひレース予想をする上での
参考にして見てください。