競馬の出走! 抽選で決まる事があるのはホント?

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競馬のレースには

ウマ

出走可能頭数

というのがあり、レースごとに
参加できる数が決められています。

出走可能頭数以上に参加したい馬が
いる場合には、どうやって出走馬を
決めているかご存知でしょうか?

大レースの場合は、獲得賞金順などで
決められますが、獲得賞金額が同じ馬から
抽選で選ばれる時もある
というのを知っていますか?

今回は、レースに出走する馬を
決める方法をご紹介していきます。

出走希望馬が多数の際には、
どんな風に優先順位をつけて
出走馬を決めているのか見て行きましょう!

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出走可能頭数を超過した場合は抽選となる

競馬ではコースや距離に応じて
出走可能頭数が決まっています。

出走可能頭数に満たない場合は、
下級条件の馬でも基本的には
出走することができます。
(未勝利馬は重賞に出走できない場合あり)

レースへの登録数が、出走可能数を
超える場合には、レースごとに選定された
基準によって、出走馬が決定します。

■天皇賞・秋の出走馬選定

  • 当該年に行われるオールカマー、
    毎日王冠、京都大賞典の競走の
    いずれかで1着となった馬。
  • 当該年に行われる上記の競走の
    いずれかで2着以内に入着した
    地方競馬所属馬。
  • 出馬投票を行っている外国調教馬
  • レーティング順位の上位5頭

この条件を満たす馬が優先的に
出走権を獲得し、その他の馬は

「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」
+「過去2年間のGI・JpnI競走における収得賞金」

の合計が多い順に出走権が与えられます。

選定基準が下位のために除外されると非抽選馬

順番に出走権が与えられていき
ボーダーライン上に数頭いる場合、
抽選が行われます。

収得賞金額がボーダーラインよりも下で
出走権を決めるための抽選から
漏れた馬のことを

ウマ

非抽選馬

と言います。

出走馬が確定する前の段階では
「除外対象」と言われたりしています。

オープンの場合は、基本的には収得賞金の
上位から出走権が与えられますが

条件戦の場合は、近走で5着以内に
入っていたり、出走間隔が空いている馬が
優先的に出走できるようになっています。

また、関東圏の競馬場なら関東馬、
関西圏の競馬場なら関西馬の方が
優先順位が高く設定されています。

抽選で除外される非当選馬

ご覧いただいたのは、有馬記念の
枠順抽選会ですが、通常の出走馬を
決める抽選は公開されていません。

ボーダーライン上の馬だけで
抽選が行われ、抽選を潜り抜けた馬が
最後の出走権を獲得します。

抽選の結果、除外となった馬は

ウマ

非当選馬

と言います。

出走可能頭数はコース形態や設置場所により変動

現在では、最大で18頭が1レースの
出走可能頭数となっていますが、

競馬場やコースによって、
複雑に決められています。

■東京競馬場出走可能頭数

距離 Aコース Bコース Cコース Dコース ダート
1200m         12
1300m         16
1400m 18 18 18 16 16
1600m 18 18 18 16 16
1800m 18 18 18 16
2000m 18 18 16 14
2100m         16
2300m 18 18 18 16
2400m 18 18 18 18 16
2500m 18 18 18 18
2600m 18 18 18 18
3400m 18 18 18 16

東京競馬場の場合は、芝の最大が18、
ダートが16。

芝の場合は、どのコースが使用されるかによって
14頭まで出走可能頭数が減ることがあります。

コースが大きな競馬場では、出走可能頭数が多く
小回りのローカル競馬場では、出走可能頭数が
少なく設定されています。

出走可能頭数について詳しくは、
こちらの記事をご覧ください。
⇒競馬の出走する頭数! レースは最大何頭まで走れるの?

出走希望頭数が開催基準頭数に満たない場合はレース取り止め

最大出走可能頭数が決められているように
レースを成立させるための開催基準頭数
というのも決められています。

  • 3歳未勝利…5頭
  • その他…4頭

この条件を満たさない場合、競走不成立となり
レースが行われません。

中央競馬では2009年9月の新潟開催で
芝2400mの3歳未勝利戦に
3頭しか登録がなく競走不成立。

その日は、23年ぶりに
全11レースでの開催となりました。

余談ですが、一般競走で
登録頭数が多かった場合には、
1つのレースを2つ分ける

分割レース

という仕組みもあります。

現在の法律の中では、
1日1競馬場で12レースまでしか
開催できませんので、見る機会は
ほとんどありませんが、

2003年に登録頭数が揃わずに
競走不成立になった際には、
分割レースを実施し、
全12レースが行われました。

まとめ

今回は、競馬の出走枠の決め方について
ご紹介してきました。

  • オープンでは基本的に収得賞金順で
    出走権が決まる
  • 条件戦の場合は、近走の成績や
    出走間隔が考慮される
  • 優先順位が並んだ馬同士で
    抽選が行われる
  • 出走可能頭数は、競馬場や
    コースによって変わる

といった点が、出走枠の決め方の
ポイントとなっています。

出走に関連する情報としては、
こちらの記事もオススメですので
ぜひご覧ください。
⇒競馬の出走する時間! レースの種類ごとに決まりはあるの?

ポイントを絞ってご紹介しましたが
出走枠の決め方は、かなり細かく
定義をされています。

出たいレースに出る事ができるのは、
一部のスターホースだけなので、

関係者は、そのルールと自分の馬や
他の登録予定馬の優先順位を見比べながら
出走可能なレースを探って、そこに合わせ
調教を積み重ねています。

レースでの展開だけでなく、
出走にこぎつけるのにも、
他馬との兼ね合いが必要なのが
競馬ということになるようです。

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