ノヴェリストとは? 産駒の評判や特徴・傾向を解説!

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現在の日本の競馬界はサンデーサイレンス
という希代の種牡馬の影響が強く
孫やひ孫が、ほとんどいう状態です。

しかし、1頭の種牡馬の血が広がり過ぎると
交配の幅が広がらないので、衰退に繋がる
可能性と表裏一体という現実があります。

そのために、サンデーサイレンスの血を
持たない
種牡馬を海外から輸入し、
交配の幅を広げよう
と各スタリオンが
努力をしています。

そんな輸入種牡馬の1頭ノヴェリストについて
今回はご紹介していきます。

ノヴェリストはどんな競走生活を送り
産駒は、どんな評判なのか?
一緒に見て行きましょう!

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ノヴェリストの産駒!子供を5頭紹介

出典:https://shadai-ss.com/

2014年から日本で種牡馬生活を送っている
ノヴェリスト。2017年に産駒がデビューし
ターフを疾走しています。

まずは、ノヴェリスト産駒を5頭ご紹介します。

(成績は2018年8月末現在のものです)

■ノヴェリスト血統表

Monsun Konigsstuhl
Mosella
Night Lagoon Lagunas
Nenuphar

1.メイショウロセツ

メイショウロセツ(2015年産)

母:エリモフィナーレ
母父:サンデーサイレンス

デビュー以来、掲示板を外さない堅実な走りで
2勝を挙げ1000万クラスにまで
出世しているメイショウロセツ。

先行しながらも、上がりをまとめられるので
クラスが上がっても対応できそうな1頭。

秋は菊花賞を目指してトライアルにも
挑戦予定。

2.シセイヒテン

シセイヒテン(2015年産)

母:シセイカグヤ
母父:ネオユニヴァース

格上挑戦したG3ラジオNIKKEI賞では
2桁着順に大敗しましたが、
未勝利、500万クラスでは馬券圏内を
外していないシセイヒテン。

逃げ、先行で粘る競馬で結果を残しているので
クラスが上がっていくと人気薄で
あっと驚く走りを見せるかもしれません。

3.ローゼンクリーガー

ローゼンクリーガー(2016年産)

母:クエルクス
母父:フジキセキ

2年目産駒の期待馬がローゼンクリーガー。

新馬戦を逃げ切ると2戦目では勝ち馬の
切れ味に屈したものの、先行して2着と
1戦1戦レースを覚えています。

仕上がりの早さを活かせば、
クラシックへの道も拓けるかもしれません。

4.ニシノベースマン

ニシノベースマン(2015年産)

母:ニシノマナムスメ
母父:アグネスタキオン

デビューからの3戦で鋭い末脚を見せ
期待を抱かせたニシノベースマン。

その後は、なかなかリズムに乗れず
2勝目が遠いといった状態です。

馬体重が増えてパワーアップしてくれば
自慢の末脚が一層威力を増してくるはず!
成長を待ちたい1頭です。

5.デュッセルドルフ

デュッセルドルフ(2015年産)

母:ガラディナー
母父:サンデーサイレンス

重賞ではまだ通用しないものの
すでに2勝を挙げているデュッセルドルフ。

うまく折り合えたレースでは、
良い末脚を見せています。

まだまだキャリアが浅く、伸びしろを
感じさせているので、成長と共に
上のクラスまで出世しそう1頭です。

ノヴェリストの産駒の成績/戦績は?

2017年に産駒がデビューしたばかりの
ノヴェリスト。初年度産駒が、3歳なので
まだ目立った活躍を見せていません。

自身の現役時代には、4歳時に
無敗の大活躍を見せているので

産駒にその成長力が受け継がれていれば
古馬になって成績をアップさせる
子供が増えてくるのではないでしょうか。

ノヴェリストの産駒の評判や特徴は?

まだまだ明確な特徴が出る前といった段階の
ノヴェリスト産駒ですが、現時点での
評判を見てみましょう。

初年度産駒の2歳戦で10頭が勝ち上がり
そのうちの5頭は新馬勝ちなので
仕上がりの早い馬が多いという声があります。

また、1200m~2000mで勝利しており
スピード能力も示しています。

世代が増えていくにつれて、産駒の特徴を
多くの関係者が把握するようになると
育成や調教も最適化していくので

ノヴェリストの評判を一気に上げる
大物が飛び出してくるかもしれません。

ノヴェリストの種付け料は?

現在、社台スタリオンステーションで
繋養されているノヴェリスト。

2018年の種付け料は、受胎確認後の支払い
という条件で、300万円に設定されています。

ノヴェリストの馬主は?

アイルランドで生まれ、ドイツで
競走生活を送ったノヴェリスト。

海外では一口馬主という概念がないので
1人の馬主の馬として走っています。

馬主の名前は、Christoph Berglarさん。
自身が生産したノヴェリストを
自身の所有馬として走らせました。

ノヴェリストの現役時代の成績/戦績は?

出典:https://world.jra-van.jp/

2歳となった2011年に競走馬として
デビューを飾ったノヴェリストは負け知らずの
4連勝でドイツのダービーである
ドイチェスダービーに出走

ここで2着、続くレースで4着に敗れるものの
3歳最後のレースでG1初勝利を飾ります。

古馬となってからは、圧倒的な
パフォーマンスを発揮。

サンクルー大賞、キングジョージ、バーデン大賞
という3つのG1を含む4連勝を達成。

凱旋門賞の最有力候補と目されていたものの
熱発で回避し、そのまま引退。

通算成績11戦9勝【9.1.0.1】
G1・4勝という戦績を残し、
日本で種牡馬入りしました。

ノヴェリストの脚質は?

ノヴェリストの現役時代について
日本では詳しく伝えられていません。

いくつかの動画から垣間見えるのは、

いぬ

仕掛ける際の反応が素晴らしい!

ということ。

好スタートから良い位置につけると
先行馬を射程圏に入れた場所に落ち着け
勝負所で一気に先頭へ。

スッと先頭に立つと、全く衰える気配のない
末脚を維持して、そのままゴールインという
レースぶりでした。

先行に分類されるような位置からのレースも
ありますが、末脚の威力が凄まじいので
脚質は差しと言った方が、ピンときそうでした。

レース動画を紹介

ノヴェリストがドイツの歴史的1頭との
評価を確固たるものにした2013年の
キングジョージ6世&エリザベスステークスの
動画をご紹介しました。

このレースで、アスコット競馬場の
コースレコードを大幅に更新。

この強さと勝ち時計が、軽い馬場の
日本へも適性があると見なされ、
種牡馬として輸入されることに
繋がったと言えます。

ちなみに、その前にレコードを記録したのは
同じく日本で種牡馬生活を送るハービンジャー。
ハービンジャーは3世代目で
はじめてG1馬を送り出しているので

ノヴェリストを見限るのは、
まだまだ早計かもしれません。

まとめ

今回は、日本で種牡馬生活を送っている
ドイツの歴史的名馬の1頭
ノヴェリストをご紹介しました。

2世代目がデビューしたばかりという
タイミングですが、まだ大物が出ておらず
自身の現役時代の活躍から見ると
ちょっと物足りない印象があるのは確か。

しかし、自身が4歳になってから
覚醒した馬なので、その成長力を
受け継いだ産駒も出てくるはず。

短距離やマイルでも通用しそうな
スピードと最低限の仕上がりの早さは
示しているので、今後、重賞ホースが
出現してくると評価が一変するかもしれません。

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