パチンコでは回る回らないと言われますが、
これは釘調整による影響が大半を占めています。
釘調整で回転率を大きく変えることができ、
微調整であってもその影響は大きいものです。
しかし規制が厳しいパチンコ業界において、
この釘調整は違法ではないでしょうか?
複雑な内容ばかりで業界人ですら
理解に苦しむパチンコ業界の規制について、
釘に関する部分を取り上げてみました。
釘調整とは違法行為なのか、
また何が問題なのかをご覧ください。
パチンコの規制は釘にもあるって本当?
パチンコ業界では
規制の強化・緩和が繰り返されており、
そのたびに変化や改革が行われ続けています。
大きな問題として扱われているのが釘で、
打つ人から回る・回らないといった言葉が
頻繁に飛び交っています。
しかし厳密に言えば、
パチンコの釘は調整不可能となっており、
風俗営業法第12条で明文化されています。
噛み砕いて説明すると、
検定試験を適合した機種は釘の状態を
変更することは一切できません。
もし釘が曲がったり折れたりした場合は
変更承認を提出しなければなりません。
承認さえ受ければ釘の調整は可能ですが、
申請するまでに時間がかかるため、
実際は届出なく調整されているのが実態です。
パチンコの釘の調整はスタッフが行っている?
出典:https://www.a-pachinko.com/
事前の変更承認を行わなければ
違法となる釘調整ですが、
実際ところはパチンコ店の
店長クラスの人間が調整を行っています。
パチンコ店が利益を得るためには
釘調整による部分が大きく、
出す日は回るようにして、
出さない日は回らないようにします。
ではパチンコ業界では
日常的に違法行為が行われているのかと
言われればそうではありません。
メンテナンス目的での調整はグレーで、
検定通過後と同じ状態に戻すための
釘調整は黙認されているのが実情です。
しかしこの部分にも警察の目が光り始め、
一切の釘調整を認めない都道府県も。
パチンコ店の営業は
警察の機嫌によって左右される部分があるため、
明らかな釘調整はご法度と言えるでしょう。
パチンコは釘の調整で当たる確率が決まるって本当?
出典:http://mercigamble.seesaa.net/
パチンコで釘の調整が行われている理由は、
店舗の利益を調整するためです。
回りやすい釘にすることで、
大当たり抽選を多く受けられるようになり、
結果的に当たりやすい状態になります。
逆の状態にすることもあり、
大当たり入賞口に入りにくい調整をして、
出玉の調整を行っています。
釘調整ひとつで大当たり確率が
変わることはありませんが、
当たりやすさを調整することは
可能と言い換えられます。
ただ過度な調整は
客足が遠のくきっかけにもなりますので、
うまく調整しているパチンコ店が
多いのが現状となります。
パチンコの釘の調整で回らないと通報されることも?
警察ではパチンコ店の違法行為が
横行していることを問題視して、
パチンコ台が適切に運用されているか
調査が行われています。
一部都道府県では
警察による覆面調査が行われていますが、
一般客でも不正をしている店舗があれば、
通報できるシステムが整っています。
そのため大きな釘調整を行うと、
客は喜ぶものの警察がお怒りになる場合があり、
その逆も不満を買ってしまいます。
実際に一般客が通報したことにより
パチンコ店が閉店・休業になったケースもあり、
釘調整には敏感になることが必要です。
パチンコ店で遠隔が存在するって本当なの?
パチンコを打つ打たない問わず、
パチンコ店には遠隔操作が
存在しているのかが気になるでしょう。
結論から言えば存在しているとも言えるし、
そうとは言えないのが現状になります。
遠隔操作の実態は存在することは間違いなく、
実際に使われていたことがありました。
しかし遠隔操作を使用して警察に通報されると、
対象のパチンコ店だけでなく
法人が運営するグループ店舗すべてが
営業停止という処分を受けることになります。
パチンコ店で遠隔操作を使用することは
大きなリスクを伴っており、
危険性が分かれば使わないほうが賢明です。
特にマルハンやダイナムといった大手になるほど
遠隔操作の可能性が低くなります。
機械文明が発達している時代ですので、
遠隔操作が存在しても不思議ではありませんが、
リターンに見合わないリスクがあるのです。
まとめ
パチンコの釘調整は
厳密に言えば違法行為です。
しかしメンテナンスの名目で行われ、
パチンコの釘は打たれることで
劣化や曲がるなどの影響が
目に見えない形で現れています。
そのため釘調整は
パチンコ台を運用するうえで
必要不可欠な部分です。
ただ客に不利となる過度な調整は
通報される可能性がありますので、
今やどのお店でもメンテナンス程度でしか
パチンコ台の釘を弄りません。
また大きく修正するためには
警察に変更承認を出して許可が必要ですので、
無断でやると相応のリスクがあることを
知っておきましょう。