2013年の菊花賞で
2着・サトノノブレスに5馬身差と
圧倒的勝利を収め、
2014年には
世界ランク1位のジャスタウェイや
ジェンティルドンナ、ハープスターなど
その当時では史上最強とも呼ばれるほどの
最強メンバーが集まる中、
4馬身差をつけて優勝した
『エピフェネイア』。
2015年に引退してから種牡馬となった
エピフェネイアの産駒の評判や血統について
ご紹介していきたいと思います!
エピファネイアの産駒!子供を5頭紹介
エピフェネイアは
2015年の6月に現役を引退しました。
その為、日本での種付けは間に合わず、
2016年度から種付けを始めました。
その子供たちが2019年には
デビューを控えています。
1.トラヴェシーアの仔
(トラヴェシーアの2016/出典:http://www.jrha.or.jp)
トラヴェシーアの仔は
日本での種付けを開始する半年前である
2015年9月と10月に
ノーザンファームで牝馬を1頭ずつ
種付けを行い、受胎した唯一の仔です。
この仔を受胎したまま
オーストラリアに輸出されたので、
現地で生まれています。
母:トラヴェシーアは
キングカメハメハの母・マンファスと
ディープインパクトという超良血馬で
母父にシンボリクリスエスがいます。
2018年度にデビュー予定です。
2.プレザントブリーズの仔
(プレザントブリーズの2017/出典:http://www.jrha.or.jp)
曽祖母にウィンドインハーヘアという
クラシック路線で人気を博した
馬たちを輩出している一族です。
ウィンドインハーヘアは
ディープインパクトやブラックタイドの母で
近親には2017年度ダービー馬のレイデオロ、
2017年度にクラシック路線で人気を博した
アドマイヤミヤビがいます。
また、母父がマンハッタンカフェなので
サンデーサイレンスの4×3の配合となります。
3.ルミナスグルーヴの仔
(ルミナスグルーヴ2017/出典:http://www.jrha.or.jp)
曽祖母にエアグルーブという
お馴染みの一族です。
近親にアドマイヤグルーヴや
ルーラーシップ、ドゥラメンテなどの
活躍馬がいる上、
母父にアグネスタキオンがいるので
サンデーサイレンスとの4×3という
血統だけでいってもファンには
たまらない配合だと言えるでしょう。
4.マトゥラーの仔
(マトゥラー2017/出典:http://sp.netkeiba.com)
祖母にドリームジャーニーや
オルフェーブルといった活躍馬を輩出した
オリエンタルアートを持つ良血馬です。
小柄ながら伸びやかで、
弾力性抜群の筋肉を持つこの仔は
思わず父を彷彿させます。
また、母父がディープインパクトなので
サンデーサイレンスとの4×3という
良配合だと言えるでしょう。
5.ジュベルアリの仔
(ジュベルアリ2017/出典:http://www.jrha.or.jp)
祖母がドバイマジェスティであり、
北米チャンピオンスプリンターの名牝です。
また、祖母のドバイマジェスティは
2017年度皐月賞馬・アルアインの母なので、
この仔はアルアインの姪ということになります。
こういったクラシック馬の兄弟姉妹や近親は
もともと人気も高く、
また、この仔の母はアルアインの全姉で
母父もディープインパクトである為、
血統から見ても期待値の高い馬と言えます。
エピファネイアの産駒の成績/戦績は?
エピファネイアの産駒は
未だデビューしておらず、
2016年度に受胎し産まれた産駒が
今年デビュー予定となっています。
この仔はノーザンファームが落札し、
C.ウォーラー厩舎から登録がされています。
どうやら現地・オーストラリアで
活動するようです。
エピファネイアの産駒の評判は?
未だ産駒がデビューしていないので
本場の現役時代の競走成績や
血統、兄弟姉妹、近親からの予想になります。
エピファネイアは豪快な4馬身差などの
圧倒的なレースが記憶に新しいです。
勝ち鞍も2000mを越えてるレースが多いこと、
また、エピファネイアの
父・シンボリクリスエスは芝の中距離、
母・シーザリオも日米オークスを
制したことを見ると、
父に似れば、芝の中長距離に強い仔が
生まれる可能性もあります。
エピファネイアの種付け料は?
種牡馬との種付けには種付け料が必要です。
その馬によって価格は異なり、
リーディングさイヤーでもある
ディープインパクトの2018年度の種付け料は
世界最高額の4000万円ですΣ(•□•;)
なんてお高い…
そんな中エピフェネイアの種付け料は
250万円とされています。
これは同時に種牡馬デビューした
キズナと同額です。
これからエピファネイア産駒の活躍によって
種付け料は変わってきます。
エピファネイアの馬主は?
エピファネイアの馬主は
(有)キャロットファームという
JRAに馬主登録しているクラブ法人が
所有しています。
過去にも以下の有名馬を所有していました。
- シーザリオ
- アロンダイト
- ハットトリック
- ハープスター
- リアルインパクト
- マリアライト
などなど…
有名GⅠの勝利馬が多かったようです。
エピファネイアの現役時代の成績/戦績は?
そもそもエピフェネイアの
現役時代の成績ってどうだったのでしょう?
エピフェネイアは
2012年10月21日にデビュー戦し
2015年の6月に左前脚繋靱帯炎を発症し、
現役を引退しました。
競走成績は以下の通りです。
競走日 | 競馬場 | レース名 | 格 | 距離 | 人気 | 着順 |
2012.10.21 | 京都 | 2歳新馬 | 芝1800m | 1人 | 1着 | |
11.24 | 京都 | 京都2歳S | OP | 芝2000m | 1人 | 1着 |
12.22 | 阪神 | ラジオNIKKEI杯2歳S | GⅢ | 芝2000m | 1人 | 1着 |
2013.3.3 | 中山 | 弥生賞 | GⅡ | 芝2000m | 1人 | 4着 |
4.14 | 中山 | 皐月賞 | GⅠ | 芝2000m | 2人 | 2着 |
5.26 | 東京 | 東京優駿 | GⅠ | 芝2400m | 3人 | 2着 |
9.22 | 阪神 | 神戸新聞杯 | GⅡ | 芝2400m | 1人 | 1着 |
10.20 | 京都 | 菊花賞 | GⅠ | 芝3000m | 1人 | 1着 |
2014.4.6 | 阪神 | 大阪杯 | GⅡ | 芝2000m | 1人 | 3着 |
4.27 | 沙田 | クイーンエリザベス2世C | GⅠ | 芝2000m | 2人 | 4着 |
11.2 | 東京 | 天皇賞(秋) | GⅠ | 芝2000m | 4人 | 6着 |
11.30 | 東京 | ジャパンカップ | GⅠ | 芝2400m | 4人 | 1着 |
12.28 | 中山 | 有馬記念 | GⅠ | 芝2500m | 2人 | 5着 |
2015.3.28 | メイダン | ドバイWC | GⅠ | ダ2000m | – | 9着 |
生涯成績:(国内)12戦6勝
(海外)2戦0勝
引退後は北海道平町の
社台スタリオンステーションにて
種牡馬として生活をしています。
エピファネイアの脚質は?
エピファネイアはレースの序盤から
集団の前方〜中盤に位置付け、
そのまま逃げ切る『先行』型です。
もともと気性が激しい馬なので
ハイペースで走ってしまうこともありました。
ですが、そこで無理して抑えず
思うように走らせることで
よりその力が際立って目立っていました。
レース動画を紹介
今回ご紹介するレースは
2014年のジャパンカップです。
この年のジャパンカップは
当時、史上最強と言われる程
強力メンバーが集結しました。
その日の出場馬は以下の通りです。
馬名 | 騎手 | 勝ち鞍 |
ジャスタウェイ | 福永祐一 | 13’天皇賞(秋) |
アイヴァンホウ | ミナリク | 14’バーデン大賞 |
ジェンティルドンナ | ムーア | 12’ジャパンカップ |
エピフェネイア | スミオン | 13’菊花賞 |
ヒットザターゲット | 武豊 | 13’京都大賞典 |
ハープスター | 川田将雅 | 14’桜花賞 |
アップウィズザバース | ダシルヴ | 13’ジャマイカハンデキャップ |
デニムアンドルビー | 浜中俊 | 13’フローラS |
イスラボニータ | 蛯名正義 | 14’皐月賞 |
ワンアンドオンリー | 横山典弘 | 14’日本優駿 |
トーセンジョーダン | ブドー | 11’天皇賞(秋) |
タマモベストプレイ | 津村明秀 | 13’きさらぎ賞 |
ディサイファ | ブノワ | 14’エプソムC |
サトノシュレン | 川島信二 | ー |
スピルバーグ | 北村忠司 | 14’天皇賞(秋) |
フェノーメノ | 岩田康誠 | 13’天皇賞(春) |
アイコイルド | 戸崎圭太 | 13’白富士S |
トレーディングレザー | マニング | 13’愛ダービー |
ジャパンカップは国際招待競走のため、
出走馬のほとんどが実力馬ではありますが、
2014年度は世界ランク1位のジャスタウェイや
GⅠ6勝のジェンティルドンナ、
桜花賞馬のハープスターなど、
その年の各年齢路線で活躍した馬たちが
集まったため、注目を浴びる一戦となりました。
道中、かかりっぱなしで
かつハイペースではありましたが、
残り400m過ぎから先頭に立ち
2着のジャスタウェイに4馬身差をつける
強い脚を見せてくれました。
まとめ
いかがでしたか?
今回はエピフェネイアの産駒について
ご紹介していきました。
エピフェネイアは一般種付けを開始したのが
2016年になるので、
産駒は0・1歳馬がほとんどです。
しかし、2015年にわずか2頭のみに種付けをし
受胎できた1頭が、2018年度に
オーストラリアでデビュー予定となっています。
血統としても申し分なく、
現役時代の成績も良かったので、
子供達の活躍がとても楽しみです。