パチンコとパチスロには
規制の強化と緩和が繰り返された歴史があり、
これは現在に至るまで続いています。
規制が行われることで
出玉性能が削減されるなど、
打ち手にメリットがないことばかりが
続いているように思えるでしょう。
ただ気になるのは、この規制は
いつから始まったものなのかということ。
また規制による影響なども
気になる人がいるかと思いますので、
そのあたりをまとめて解説していきます。
パチンコとスロットの規制の法律はいつからできたの?
パチンコとスロットの歴史は
規制の強化と緩和の繰り返しがあり、
当時の状況に応じて規則が変化してきました。
現在のパチンコの元祖となった
「正村ゲージ」の登場と同時に、
風俗営業取締法が昭和23年に
施行されています。
それまでは戦争などの影響で
パチンコ店の営業が禁止されていましたが、
これによって都道府県条例に沿った
許可営業が可能になるのでした。
するとパチンコ店の営業店舗数が増え、
それに伴ってメーカーが開発する機械への
テコ入れも行われるようになります。
現在の形態に近くなったのは
昭和55年に登場した三共のフィーバーで、
画面上で図柄が変動して揃えば大当たり
というゲーム性が人気を集めました。
平成になる前から
パチンコブームは右肩上がりとなりますが、
その間も新風営法や日本遊技関連事業協会による
遊技機に関する規則が策定されています。
いずれもパチンコ熱が過熱していく中で、
それを抑制する形で規制するものが多く、
その度にパチンコとスロットは
新規則での開発が求められるのでした。
パチンコとスロットの規制の影響で勝てなくなった?
パチンコとスロットは
一定の基準に満たなければ
世に出ることはありません。
いずれも検定を通過する必要があり、
そこには様々な項目において
基準値以下の数字が出なければならず、
メーカーは工夫を続けてきました。
その結果誕生したのが
現在のパチンコやスロットで、
古き良き時代や以前までの状況を知れば、
物足りないと感じる人は少なくないでしょう。
それが「勝てなくなった」と言われる正体で、
大当たりを引いても出玉が少なく、
連チャンしないといった不満が聞こえてきます。
ただ全く勝てなくなったわけではなく、
遊びやすく変わったというのが正しいでしょう。
負けると機械のせいにしたくなりますが、
実際のところ運に左右される部分は不変で、
大局的に見れば変わりないと言えます。
⇒パチンコの規制で勝てない?法律の影響で当たりずらいのか徹底調査
パチンコとスロットの規制の影響で打つ人は減った?
過去のパチンコやスロットでは、
一撃大量獲得が可能なものが多くありました。
しかし2018年以降は
規制によって出玉の抑制が行われ、
以前よりも大量獲得が難しい状況になります。
大量獲得できるから夢があるとして、
パチンコやスロットを楽しむ人からすれば、
現在の状況に夢がないと
感じてしまうのも無理はありません。
実際にパチンコの遊技人口は
右肩下がりを続けていますので、
規制の影響でパチンコを辞めたという人は
間違いなく大勢いるのが現状です。
パチンコとスロットの規制が出来ても打つ人がなくならない理由は?
遊技人口が減っている状況下でも、
パチンコ店では楽しんでいる人の姿を
多く見かけることができます。
本当にパチンコが好きな人が
打ち続けている場合がありますが、
実際には別の理由で打っている人も
少なからずいるのが現状に。
その人たちはどんな人なのか、
詳しく見ていきましょう。
1.依存しているから
最も多いのはパチンコやスロットに
依存している人ではないでしょうか?
大当たりの快感やお金を稼げるなど、
様々な目的で連日打つ人がいます。
実際に4人に1人の割合で
パチンコ依存症の人がいると言われており、
風当たりの厳しいパチンコ業界では
大きな問題としても扱われています。
パチンコ依存症の人が圧倒的に多いから
店が繁盛しているというのも事実で、
業界的にはマイナスな一面と言えるでしょう。
2.ストレス発散
パチンコ店を覗けば、
スーツ姿のサラリーマンを
多く見かけるかもしれません。
他にも主婦や高年齢者がいますが、
彼らの中にはストレス発散目的で
パチンコを楽しんでいる人がいます。
大当たりが楽しい、勝てるから楽しいなど、
人によって楽しみ方は様々な形があります。
最近ではアニメ系パチンコが増えているため、
アニメファンたちもパチンコに
通うようになったのも珍しくありません。
楽しいと感じているからこそ、
熱中している時間は嫌なことを
忘れることができますので、
ストレスを発散できるツールとなっています。
3.暇なときに時間を潰しやすい
都市部になれば
至るところでパチンコ店が並び、
連日連夜営業しています。
ちょっとした待ち合わせや
空いたすき間時間を潰すために、
パチンコを打つ人がいます。
パチンコ店は喫煙可能ですので、
タバコを吸いづらい世の中において、
唯一のオアシスとなっている人も
決して少なくないでしょう。
また低投資で楽しめる1円パチンコや
5円スロットも主流になりつつあるため、
気兼ねなく遊べる部分も大きいところ。
ちょっとした時間を潰したい時に
利用できるのもパチンコ店ですので、
使い方は人によって多様と言えるでしょう。
まとめ
パチンコやスロットは規制の影響を受けて、
遊技性が進化していく一方で、
出玉性能などが低下しています。
規制強化に伴って
パチンコから離れる人も少なからずいますが、
打ち続ける人がいるのは間違いありません。
問題視されている依存症の人も含ますが、
純粋に楽しむためやストレス発散で
利用しているのも事実なのです。
また規制が強化されたとしても、
いずれは緩和される日がやってきます。
その都度業界が慌ただしく動きますので、
どんな内容で動いているのかをチェックすると、
時代を先取りすることができるはずです。